三井住友カードは、クレジットカードなどのタッチ決済による公共交通機関向けソリューション「stera transit」の基盤を展開したMaaSプラットフォームを構築し、稼働を開始した。利用者は、3月13日から配信している総合交通アプリ「Pass Case(パスケース)」上で事前にチケットを購入すると、決済に利用したタッチ決済搭載カードを複数の交通機関の乗り降りや施設への入場が可能なチケットとして利用できる。


●スマートフォン向けアプリ「Pass Case」登場
 公共交通機関向けソリューション「stera transit」は2020年7月から展開している。さらに今回、「stera transit」の基盤を応用し、定期サービスや住民割引、回数割引、企画乗車券などが可能となる、新しいMaaSプラットフォームの提供を開始した。
 総合交通アプリ「Pass Case」の対象カードは、Visaブランドのクレジット/デビット/プリペイドカード。今後、国際カードブランドは順次拡大する予定だが、タッチ決済非対応のカードは対象外。また今後、タッチ決済搭載カードを設定したスマートフォン(スマホのタッチ決済)にも対応する予定。
 「Pass Case」で取り扱うチケット第1弾は、江ノ島電鉄が販売している、「江ノ電1日乗車券『のりおりくん』」。価格は、大人1枚800円(紙チケットと同額)。事前に「Pass Case」で『のりおりくん』をタッチ決済対応カードで購入すると、利用当日、改札に設置された端末にそのカードをタッチすることで、各駅を自由に乗り降りできる。なお、対象カード以外で購入した場合は、アプリまたはスマートフォンのブラウザ上に表示することで同様に利用できる。

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