西武鉄道など5者は、ムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」の開業6周年にあたる3月16日、西武鉄道「飯能」駅(埼玉県飯能市)の構内にムーミンキャラクターオブジェを設置し、お披露目セレモニーを実施した。5者の代表者に加え、市内にある保育園「Nicot飯能」の園児11人を迎え、除幕式を行った。
さらに「ムーミンバレーパーク」からムーミンパパ、ムーミンママが登場し、セレモニーを盛り上げた。

●デジタルグッズでもおなじみ「ムーミン」のオブジェが駅に
 今回のセレモニーは、飯能市とムーミン物語(ムーミンバレーパーク運営企業)、西武鉄道の3者が2024年8月9日に結んだ連携協定で掲げる「ムーミンに会えるまち、はんのう」のシティプロモーションを推進するために発足したプロジェクト推進協議会(3者と飯能商工会議所、奥むさし飯能観光協会)のキックオフ事業を兼ねたもの。5者はそれぞれの強みを生かし、主に国内外の観光客に向け、市内の回遊を促す施策を展開する。
 オブジェは台座の高さ約90cm、オブジェの高さ7cmで、FRP(繊維強化プラスチック)製。ムーミンが本から飛び出すようなデザインで、指さす方向にはメッツァ(ムーミンバレーパーク)行きのバスが発着するバス停がある。駅からメッツァまでの所要時間は約13分。
 飯能駅は、19年のムーミンバレーパークの開業に合わせて北欧風にリニューアル。また、特急電車もレッドアローからラビューに刷新し、24年3月16日から1年間、「特急ラビュー5周年×ムーミンバレーパーク5周年共同キャンペーン」も実施していた。西武鉄道の小川 周一郎社長は、今回のオブジェ設置をきっかけに「さらに飯能エリアの魅力が増していくと確信している」と力強く話した。
●市内各地へのオブジェ設置も検討
 ムーミンの原作小説は今年1作目の出版から80周年を迎える。ムーミンとその仲間たちのデザインは、ファッション・雑貨から、ノートPC、ラベルライター、スマートフォンアクセサリなどのデジタル製品まで、さまざまジャンルで採用されている。その世界観が楽しめるテーマパークは、本国フィンランドと日本の「ムーミンバレーパーク」の二カ所のみであり、プロジェクト推進協議会では、これまで以上にキャラクターを生かした地域活性化を目指す。

 また今後、飯能駅を起点とした市内回遊性の向上につなげるため、同様のムーミンの仲間たちのオブジェを山間部を含めた市内全域への設置を検討していく。
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