北欧が感じられる施設「メッツァ」内の有料エリアとなる「ムーミンバレーパーク」で毎年恒例のアンブレラスカイが楽しめるイベント「ムーミン谷とアンブレラ」が、4月12日から始まっています。全長200m・約1000本の傘が織りなすフォトジェニックな空間です。


●イベント終了後はビニール傘をアップサイクルして商品化
 アンブレラスカイは2012年にポルトガルで始まり、全世界に広がったといわれる、雨の季節を楽しむためのイベントです。比較的新しいトレンドといえるでしょう。
 メッツァとしては開業翌年の19年から取り組み、ムーミンバレーパークとしては20年にスタート。今年で6回目を迎え、全長200m・約1000本の傘の演出は、日本最大級の規模とのことです。
 25年は「ムーミン」小説1作目の出版から80周年となる記念すべき年。そこで今年の「ムーミン谷とアンブレラ」では、ムーミン80周年と共通の「The door is always open」をテーマに、暖色系から始まり、物語に沿って色彩が変化するアンブレラ(全8色)とキャラクターパネル(全15種)、バルーン、幻想的なシャボン玉の演出を組み合わせました。
 ムーミン小説第1作『小さなトロールと大きな洪水』の世界を表現していて、上空のみならず、地上からのリフレクションでも華やかに包み込み、雨の日も晴れの日も、日中も夜も、美しいアンブレラスカイが楽しめます。
 さらに、エントランスからショップ、レストランまで、パーク内のいたるところでアンブレラスカイを展開。24年に登場した新設の「入り江のテラス」には、アンブレラをモチーフにしたカラフルな特別オブジェが登場し、こちらもキャラクターパネルとシャボン玉の演出でフォトジェニックな空間に仕上がっています。
 ところでご存知でしょうか?「ムーミン谷とアンブレラ」で使用した展示のビニール傘は、イベント終了後にアップサイクルされて、新たな製品に生まれ変わります。
 アップサイクルは、モンドデザインとの提携によるもので、今年もアップサイクルによって制作したカラフルなバッグを後日パークで販売する予定だそうです。
 「ムーミンバレーパーク」の入園には、一日中楽しめる「1デーパス」または16時以降に入園できる「ナイトパス」(湖上花火大会開催日など対象日のみ販売)が必要です。
「1デーパス」「ナイトパス」とも当日券より前売りの方が安いです。
 また、鉄道とバスの組み合わせで日中から訪問する場合は、西武鉄道が販売する、ムーミンバレーパークの「1デーパス」と西武線全線が1日乗り降り自由の乗車券(多摩川線を除く)、バス発着駅の飯能駅北口からメッツァ間のバス往復乗車券がセットになった「ムーミンバレーパークおでかけパス(デジタル)」が最もお得です。
 飯能駅構内には今年春から「ムーミンキャラクターオブジェ」が設置され、さらに5月8日~7月6日(予定)の期間は「ムーミン谷とアンブレラ2025」と連動したアンブレラの装飾でムーミンバレーパークの世界観を感じられます。
 なお、アンブレラスカイのイベントとしては、ムーミンバレーパークの「ムーミン谷とアンブレラ」はかなり早いスタートとなります。5月末~7月にかけて各地で無料・有料のアンブレラスカイのイベントが今年も開催されるでしょう。それらも要チェックです。(ななしW)
(C)Moomin Characters
■Profile
ななしW
ライター。ガンダムシリーズとコードギアスのファン。『ムーミン』グッズを集めている
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