ワコムは7月31日、Android 14搭載のポータブルクリエイティブパッド「Wacom MovinkPad 11」を公式ワコムストアなどで発売する。価格は6万9080円。
30日までに予約すると、台数限定でペンやケーブルの持ち運びに便利な「Wacom Rollup Case」が付属する。

●すぐに描けるからアイデアを逃さない 付属のペンは紙に描くような自然な描き味が特徴
 新製品は、多目的用途のタブレットとは異なる設計思想で生まれた、描くことに特化したポータブルデバイス。PCとの接続や複雑な初期設定は不要で、描くために必要な機能をまとめたオールインワン設計となっており、デジタル環境に慣れていないユーザーでもすぐに使い始められる手軽さが特徴だ。また、画面にペンを軽く長押しするだけでスリープ状態からすぐ描き始められるので、描きたいと思った瞬間を逃さない。
 サイズは、縦182×横266×厚さ7mmで、重量は約588g。ディスプレーはマルチタッチ対応の11.45インチ。解像度は2200×1440ピクセルで、光の反射を抑えるアンチグレア加工、400cd/m2の高輝度設計を採用した。そのため、野外や照明下でも画面が見やすくなっている。ガラスにはアンチグレアエッチング加工とアンチフィンガープリントコーティングを施し、指紋や光の映り込みも抑えた。リフレッシュレートは90Hz。最大表示色は1677万色で、sRGBカバー率(CIE 1931)は99%。
 プロセッサーはMediaTek Helio G99。
メモリーは8GBでストレージは128GB。インターフェースは、USB Type-Cポート(USB2.0)を1基。このほか、デュアルマイク、ステレオスピーカー、前面カメラ(5Mピクセル)、背面カメラ(4.7Mピクセル)を備え、Bluetooth5.2、Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)に対応する。
 付属の「Wacom Pro Pen 3」は、鉛筆をイメージして設計されたスリムで軽量なペン。紙に描くような自然な描き味が特徴だ。ペン先が細く、握りやすい形状をしており、長時間の使用でも疲れにくい。煩わしい充電が必要ないバッテリーレスなので、思い立ったときにすぐに描き始められる。
 なお、ペンはDr.Grip、LAMY、STAEDTLERなど有名文具メーカーのデジタルペンも使用可能だ。
●プリインストールアプリはクリスタとも連携できる
 プリインストールされている「Wacom Canvas」は、気軽なスケッチやラフなイラスト制作に最適。画面にペンを軽く長押しするだけでスリープ状態から「Wacom Canvas」がすぐ起動する「Quick drawing機能」を搭載している。
 制作したデータはすべてローカルに保存され、「Wacom Shelf」上で自動的に整理されるので、異なるファイル形式の画像も一覧で確認できる。
 イラスト・マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」とも連携可能。

 「Wacom Canvas」で描いた下書きは「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」へスムーズに移行して、続きを描くこともできる。本体は「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」の2年間ライセンスを標準搭載。CLIP STUDIO PAINT PRO/EXの利用プランに特別価格でアップグレードすることも可能だ。
 このほか、端末保護だけでなく、スタンド機能を兼ね備えた「Wacom MovinkPad 11 Case with Stand」(別売り)があれば、快適な描画角度で作業に集中できる。
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