VISION INTELLIGENCEは11月19日に、同社が日本総代理店を務める中国のHONG KONG FUTURE INTELLIGENT TECHNOLOGYによる、「viaim(ヴィエイム)」ブランドのAI搭載オープンイヤー型イヤホン「viaim OpenNote(オープンノート)」の販売を、Amazon.co.jp、ビックカメラ・ドットコム、ヨドバシドットコムにて開始した。カラーは、Gray、Blackの2色。
価格は3万2800円。今後、全国の家電量販店での取り扱いも予定している。

●録音・文字起こし・翻訳・要約が1台で
 「viaim OpenNote」は、最大3言語を同時に認識可能な「多言語モード」(ベータ版)を搭載し、複数の言語が混ざってもスムーズに文字起こしおよび翻訳できるAI搭載オープンイヤー型イヤホン。中国語・英語・日本語が入り混じる会議で、リアルタイム翻訳機能をオンにして目標言語を日本語に設定すれば、自動的に日本語へ翻訳される。
 翻訳は78言語(地域バリエーションを含めれば145言語)に対応し、同時通訳やToDo抽出、要約機能にも対応する。また、ネットワーク接続なしでも録音が可能な「FlashRecord」によって、会話や通話を逃すことなく記録できる。
 あわせて、録音データから議事録を自動生成して視覚化する「マインドマップ機能」を備えている。また、GPT-5、Claude 3.7、Gemini 2.5といった最新の大規模言語モデル(LLM)と連携して、会議の記録に対する質問・要約・検索も可能になる。これらの機能を通じて、会議後の振り返りやナレッジ共有が、劇的に効率化する。
 生成された文字起こし・翻訳結果には、URLまたはコードからアクセスでき、専用画面によって最大300名がリアルタイムで同時閲覧できる。
 デュアルマイクとAIアルゴリズムによるAI通話ノイズキャンセリング機能を搭載し、オフィスや屋外、カフェといった雑音の多い場所でもクリアな通話品質を実現した。また、会議や対話、ポッドキャストなどにおいて、複数の話し手を識別可能な「話者認識機能」も備えており、各発言に誰が話したかがひと目でわかるラベルを付与して文字起こしができる。

 さらに、本体は0.8mmの航空級チタンメモリーフレームを採用し、しなやかさと耐久性を両立した。あわせて、肌にやさしい液体シリコン素材の使用によって耳への圧力を分散し、通気性に優れた構造でむれにくく長時間でも快適な装着感を保つ。
 音質面ではHi-Res Audio Wireless認証を取得し、最大1000kbpsのLHDC高解像度音源に対応している。18×11mmの高分子ランウェイスピーカーユニットと独自チューニングを組み合わせることで、オープンイヤーながら立体的で臨場感のあるサウンドを再現する。さらに、プロオーケストラのトップエンジニア監修によって、バランスの取れた音響設計と自然な広がりを実現した。
 そのほか、2台の機器との同時接続に対応し、PCで動画視聴やオンライン会議をしつつ、スマートフォンの着信に自動で切り替えられる。バッテリー駆動時間は、本体のみならば19時間で、付属の充電ケースを併用すれば最長53時間の長時間駆動が可能となっている。また、ジェスチャーセンサーを搭載し、つまむだけで録音・再生・音量調整といった操作ができる。
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