●年末の新幹線は混雑必至! 親子旅は「準備が9割」
年末年始の新幹線は、早朝から指定席が埋まるほどの混雑ぶり。赤ちゃん連れだと「多目的トイレが近い車両がいい」「座席は通路側が安心」「授乳やおむつ替えのタイミングも考えたい」など、気を配るポイントが多くあるため、大人だけの旅行とは勝手が違います。
特に子連れ移動では、「赤ちゃんが泣いたときにどうあやすか」「ミルクやおむつ替えの準備」「荷物の中で必要なものをすぐ取り出せる」
といった段取り力がものを言います。ですが、そんな悩みの解決はもちろんのこと、移動して疲れてしまうママやパパの快適さもサポートしてくれる便利な家電が増えているのです。今回は、「荷物多めでもラク&快適」をテーマに、親子での新幹線移動にぴったりのトラベル家電を紹介します。
●電源まわりの便利アイテム スマホもタブレットも切らさない安心感が心強い
新幹線の車内で意外と困るのが、充電問題。家族全員のスマートフォン(スマホ)やタブレット端末を使っていると、あっという間にバッテリー残量がピンチに。そんなときに役立つのが大容量モバイルバッテリーやマルチ充電器です。
Anker「537 Power Bank(PowerCore 24000, 65W)」
たとえば「Anker 537 Power Bank(PowerCore 24000, 65W)」(1万1490円)は、スマホ2台+タブレットを同時に充電できる安心の容量。車内のコンセントが限られている新幹線でも、これ1台あれば家族全員がストレスなく過ごせます。
CIO「SMARTCOBY Pro PLUG」
また、「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」(7128円、編集部調べ)のように、ACプラグが内蔵されたモデルなら、降車後の実家やホテル滞在でもそのまま使えて便利です。サンワサプライのマルチUSBタップも旅行時に便利な定番アイテムの一つ。USB-A/C両対応だからパパのスマホもママのイヤホンも同時充電できます。
ちなみに、車両によってはコンセントが「窓側席の足元にしかない」ケースもあるので、通路側を選ぶならモバイルバッテリーを携帯しておくのが安心です。
●子連れ安心アイテム “赤ちゃん快適”を叶える3つの神ガジェット
赤ちゃんとの移動で一番気になるのは「どうしたら泣かずに過ごせるか」。授乳やおむつ替えのタイミングがずれるだけでもぐずりやすくなります。そんなシーンで頼れる“子連れ旅の味方”を3つ紹介します。
FABOMI「Kirarily 速温ミルクウォーマー」
お湯を持ち歩かなくても、外出先でミルクを適温に保てる携帯用ミルクウォーマー。液体ミルクとセットで使うのもおすすめです。たとえばFABOMI「Kirarily 速温ミルクウォーマー」(3280円)はUSB充電に対応しており、モバイルバッテリーにつなげば新幹線の中でも温かいミルクをキープできます。
冬の車内は意外と冷えるので、授乳タイミングが読めない移動中も「いつでも温かいミルク」という安心感がうれしいポイント。使わないときはボトルホルダーとして使えるのも◎。
colulu「LULLME ホワイトノイズ スピーカー」
車内アナウンスや周囲の話し声、走行音。赤ちゃんにとっては意外と刺激が多い新幹線の中。そんな環境をやさしく包み込んでくれるのがホワイトノイズマシン。
orivanceが展開するベビー・キッズ用品ブランド「colulu」の「LULLME(ラルミー) ホワイトノイズスピーカー」(5980円)は、旅行先でも使いやすいコンパクトタイプ。赤ちゃんが眠りやすい“サーッ”という音を流してくれるので、多目的室やデッキに移動して使用するのが◎。帰省先やホテルでもそのまま寝かしつけに使えるので、ひとつ持っておくと安心です。
著者は、毎晩寝かしつけにホワイトノイズを使用しているので持ち運び用に購入しています。スマホでも音は流せますが、いざ自分がスマホを使いたい時に不便になってしまうので専用ガジェットがあると心強いです。
Rockit「Rockit USBポータブル ベビーカーロッカー」
新幹線移動の大変さは「赤ちゃんをあやす体力」にもあります。抱っこで寝かせても、ちょっとした音で起きてしまう……。
ベビーカーやチャイルドシートに取り付けて、スイッチを入れると“トントン”とやさしく揺らしてくれるアイテムです。振動は自然なリズムで、手で揺らしているような優しい感覚。SNSでは「寝かしつけの救世主」「長距離移動で本当に助かった」という声も多数!
もちろん、新幹線車内ではベビーカー利用が難しい場合もありますが、移動前後の待ち時間やホームでの“ぐずり対策”には最適。USB充電式で、軽量・静音設計なのもポイントです。
●トラベル家電で年末帰省をもっと快適に
新幹線での子連れ移動は、どうしても大荷物になりがち。でも、ちょっとした家電の力を借りるだけで“移動の負担”がぐっと減ります。今回紹介した子連れアイテムの中で、電源まわりのアイテムやホワイトノイズスピーカーなどは、ママやパパの出張や旅行にも転用できるのがうれしいポイント。
「赤ちゃんのために買ったけど、自分の出張にも使える」。そんな風に“使えるシーンが広がる”のが、今どきのトラベル家電の魅力です。慌ただしい年末の帰省も、快適で楽しい時間に変えていきましょう。
■Profile
武田千冬
美容誌や女性ライフスタイル誌、コスメのクチコミメディアで10年以上の編集・ディレクター経験を経て、現在は美容やライフスタイル領域をメインに活動するフリーライターに。
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