「BCN AWARD」は、家電量販店などから集計している実売データ(POSデータ)をもとに、部門ごとの年間販売数量累計No.1メーカーを称える制度。前年の実績に基づくため、「BCN AWARD 2026」の対象期間は2025年1月~12月となる。
26年1月19日に発表された「BCN AWARD 2026」から、本記事ではノートPC部門を取り上げる。
 まず、2025年のノートPC市場動向を振り返る。25年10月14日にWindows 10のサポート終了が大きく影響し、販売台数の前年比は133.6%に達した。その後若干の反動減はみられた。しかし、25年10月中旬からメモリーの価格が高騰し始めたことで、今後のパソコン価格上昇につながるという懸念から、販売台数が増加した。
 このようなノートPC市場で、25年の年間No.1となったのは富士通クライアントコンピューティング(FCCL)で、シェアは20.9%だった。FCCLは前年のノートPC部門でAWARDを初めて獲得。また、デスクトップPC部門でもAWARDを獲得しており、2年連続してパソコン2部門での獲得となった。NECパーソナルコンピュータは、首位のFCCLと1.3ポイント差の19.6%で2位。ASUSは13.4%の3位となった。
 Windows 10のサポート終了に伴う買い替え需要や値上がり前の駆け込み需要もあったことから、今後パソコン市場では反動減が予想される。その上、先にも書いたように、メモリーやSSDの価格高騰が販売価格上乗せされるため、更に高価になることは確実だ。
26年のパソコン市場は、相当厳しい状況に追い込まれる。(BCN総研・森英二)
 実売データ提供販売店(25年12月現在)はアマゾン・ジャパン、エクスプライス、エディオン、NTTドコモ、玉光堂、ケーズホールディングス、コジマ、サードウェーブ、上新電機、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、三星カメラ、ムラウチドットコム、ユニットコム、楽天ブックス、綿半ドットコム(50音順)。
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