アクアは冷蔵庫のフラッグシップモデル「TXシリーズ」と深澤直人氏デザインの薄型設計モデル「TZシリーズ」を、このほど発売した。ラインアップはTXシリーズが2機種、TZシリーズは3機種の計5機種だ。


●さらに進化したフラッグシップモデルのTXシリーズ
 アクアは旧三洋電機のDNAを受け継ぐメーカーである。三洋電機は家電製品とともに業務用の洗濯機やフリーザー、冷蔵庫を主力とし、業務用市場では非常に高いシェアを誇っていた。付加価値よりも本質的な機能の価値が求められる業務用での高いシェアは、その技術力が優れていたからにほかならない。
 この技術力が継承されたアクアは当初、冷蔵庫は小容量ゾーンでの展開だったが、徐々に容量帯を拡大。それぞれコンセプトが異なるシリーズを拡充しながら展開してきた。特に400L超の機種は機能に加えてスタイリッシュなデザイン性も特徴の一つになっている。新製品でもこの特徴を生かした製品づくりが行われているのだ。
 TXシリーズは定格内容積501LのAQR-TXA50A(以下、TXA50A)と506LのAQR-TX51A(以下、TX51A)で、カラーバリエーションはTXA50Aがマットクリアブラックとマットクリアホワイト、TX51Aがブラックミラーとラスティックホワイトのいずれも2色だ。
 TZシリーズのラインアップは定格内容積515LのAQR-TZA52A(以下、TZA52A)と518LのAQR-TZ52A(以下、TZ52A)、420LのAQR-TZ42A(以下、TZ42A)。カラーバリエーションはTZA52Aがサテンブラックのみで、TZ52AとTZ42Aはパールグレーとダークウッドブラウン。TZ42Aはすでに発売済みだが、TZA52AとTZ52Aは4月17日に発売予定だ。
 まずはTXシリーズから紹介していこう。
同シリーズはフラッグシップに当たるシリーズで、独自の鮮度保持技術と最新テクノロジーで美味しさを支え、暮らしを彩る冷蔵庫と同社では訴求している。
 前述のとおり、TXA50AとTX51Aはいずれも2色ずつのカラー展開で、表面の素材は鋼板ではなくガラス。TXA50Aに採用されているのはフロストガラスで、TX51Aのブラックミラーはミラーガラス、ラスティックホワイトは石目調ガラスという違いはあるが、共通するのはインテリアライクな上質感だ。
 大容量になると、それだけ収納量も増えて庫内の奥の方まで手が届きにくくなる。TXシリーズは奥行が667mmの薄型設計で庫内の奥まで手が届きやすく、庫内もひと目で見渡せるため、収納している食材や量が把握しやすい。その結果、食材の買いすぎや廃棄ロスの抑制につながる。
 また、TXA50Aの冷蔵室扉の最下段には運転モードやアラートを光で知らせるLEDステータスバーを搭載。普段は点灯していないが、人感センサーによって人が近づくと点灯する仕組みだ。
●間接冷却のチルドルームに微凍モードを追加
 冷蔵室内のチルドルームには「間接冷却チルド」を搭載。食材に直接冷風を当てず、チルドルーム上面のアルミパネルからの輻射冷却で冷やすことにより、食材を一定の温度に保つ。この間接冷却チルドは、従来のチルド保存よりも食材の鮮度と美味しさを長期間保持する。
 新製品では通常モード(約0~2℃)に加え、新たに微凍モード(約-4~-2℃)を追加。
0℃を超えない微凍モードは菌の繁殖を抑え、肉や魚介類などの生鮮食材の美味しさを長持ちさせるという。なお、TXA50Aはチルドルーム下面にもアルミトレイを配置し、上下からの輻射冷却となっている。
 冷蔵室を開けると野菜室の手前側が見え、野菜の保管状況が確認できるので便利だ。野菜室前面は野菜や飲料などを立てて保存できるスペースとなっており、TXA50Aの下段奥側は半密閉構造の「うるおいエリア」。奥に配置されたアルミプレートが冷風で冷やされ、輻射冷却によって低温と高湿度を保ち、野菜のうるおいと鮮度を守る。
 搭載された鮮度保持用LEDツインライトは青果物から出るエチレンガスの発生を抑え、光合成を促進。じゃがいもの発芽や短期間で傷みやすい果物の腐敗を防いで、葉物野菜や果実の色鮮やかさを長持ちさせる。
●TXA50Aはクッキングアシストと専用アプリに対応
 冷凍室は上下段で容量は140Lと大容量。同社の特許技術である「おいシールド冷凍」を搭載している。冷蔵庫はその構造上、冷却器に霜が付くため、ヒーターで熱を与える。その結果、霜取り運転時は庫内に暖気が侵入し、温度変化によって食材や空気中に含まれる水分が霜となって食材に付着してしまう。
 冷凍した食材に付いた霜は冷凍焼けや変色、食感の変化、解凍時のドリップによる栄養分や旨味成分の流出などをもたらす。
おいシールド冷凍は霜取り運転時も暖気の侵入を防ぐ機能。庫内の食材に霜が付きにくく、美味しさや食感を長持ちさせる。
 通常の冷凍運転よりも低温で保存する新機能の「旬鮮冷凍」は、おいシールドとの相乗効果により、冷凍食品などの鮮度と美味しさをより長期間保持する。
 さらにTXA50Aは「クッキングアシスト」機能を搭載し、スマートフォン連携の「Haismartアプリ」にも対応している。
 クッキングアシストは食材全体を冷凍するのではなく、食材の表面のみを微凍結させる機能。例えば切りづらい鶏肉の皮や剥きにくいトマトの皮、手間のかかる肉の筋切りなどに対して、表面だけを微凍結させることで切りやすく、剥きやすく、叩きやすくする。文字どおり調理の下準備をアシストして、効率化するものである。
 下準備の内容によって15分と30分の二つの設定時間が選べ、設定時間になるとタイマーで知らせるので、取り出しを忘れる心配はない。
 Haismartアプリは、連携したスマートフォンで温度設定をはじめとする各種の設定や冷蔵庫内の食材管理、通知機能などに対応。TXA50Aが、より便利に使えるようになる。
 TXA50AとTX51Aは同じTXシリーズだが、搭載している機能や特徴が若干異なっている。前述のとおり本体のドア部のカラーや表面加工も異なるので、置き場所や想定する使い方に合わせて選ぼう。

●TZシリーズは業界トップクラスの薄型設計
 TZシリーズは、世界的プロダクトデザイナーの深澤直人氏の手による個性的で美しいデザインと実用性、機能性を兼ね備えたモデルである。同社の調査によると、TZシリーズユーザーの約70%が購入の決め手にデザインを挙げており、TZシリーズのデザインは高く評価されているといえるだろう。
 一見すると、欧米の冷蔵庫で主流となっている2ドアのサイドバイサイドに似ているが、実際は左右、上下の4ドア。ドアのハンドル部は本体上から下まで一直線に貫く形状で、ノイズレスかつスタイリッシュなデザインである。本体のカラーは前述のとおり3色。このうちサテンブラックとパールグレーの2色は新たに採用されたカラーで、サテンブラックはTZA52Aの限定カラーだ。
 本体の奥行は全機種とも635mm。容量が501~550Lの冷蔵庫では業界トップクラスの薄型設計で、庫内の奥に入れた食材でも容易に手が届く。
 上段は野菜ルームを含む冷蔵室で、下段は冷凍室。野菜ルームは冷蔵室の最下段にあり、ちょうど本体の中央あたりで、野菜の出し入れがしやすい位置に配置されている。半密閉構造と鮮度保持LEDライトで野菜の鮮度と美味しさを保持する。
●冷凍室は整理しやすく使い分けられる六つのボックスタイプ
 左右三つずつ計六つのボックスに分かれた冷凍室の容量は、500LクラスのTZA52AとTZ52Aが182L、420LのTZ42Aでも146Lと、前述のTXシリーズよりも大容量だ。

 冷凍室の機能では約-30℃の冷気で急速冷凍する「クイック冷凍」や、TXシリーズと同様に「おいシールド冷凍」と「旬鮮冷凍」も搭載。TZA52AとTZ52Aは、さらに前述の「クッキングアシスト」も搭載している。
 また、TZA52Aでは空気中の酸素から生成されたオゾンを庫内に放出する「マイクロオゾン除菌」機能を搭載。浮遊菌と付着菌を除去するとともに、臭いのもととなる成分も分解除去し、食品や食材を安全で清潔に保存する。TZA52AとTZ52Aは前述のHaismartアプリにも対応しており、スマートフォンで各種の機能や設定が行える。
 TZシリーズはデザインが特徴的なシリーズだが、上記のとおり冷蔵庫としての実用的な機能もしっかりと搭載している製品である。
 アクアの冷蔵庫は、毎日使うものだから美しさと使いやすさにこだわるという思想で製品づくりが行われている。各シリーズにはそれぞれ異なるコンセプトや特徴があり、設置するキッチンに合ったモデルが選べる。詳細はホームページをチェックしてみよう。
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