日本でも3度目のブースター接種が勧められる今冬。接種後の強い副反応を体験した人、または「3度目で副反応がひどかったら‥‥」と不安な人は躊躇しているのではないか。

コロナワクチン接種後死亡や副反応を報じないメディアについて評論を書いている元芸人の作家・松野大介氏が、警鐘を鳴らす6回目!







 前回書いたように、国内のコロナワクチン接種後死亡者数は1312人。(厚労省10/22発表)



 副反応者数は約2万7000人ですが、これは病院から厚労省に報告された数。3日間高熱でうなされた人が回復後に病院に報告に行き、「厚労省に伝えてください」と進言するケースは多くないと思われるので、副反応はこの数倍~数十倍と推察される。



 そもそもコロナワクチンは「なぜ危険だと言われているのか?」初歩的な本質を見る。





(1)治験が終わっていない



 ご存知の方も多いが、この人類初の遺伝子ワクチンは第四相臨床試験中であり、有効性と安全性が2023年5月までは不明。



 健康な人間の人体に打つワクチンは、当然のことながらまず安全性が担保されていなければならないのに、コロナワクチンに限ってはなされていない。





(2)人類初の遺伝子ワクチン



 私の文章よりも、信憑性を持っていただくためにここからは私が参考にさせていただいている大阪市立大学医学部名誉教授、井上正康さんの文章を引用させていただきます。



《今回 “遺伝子ワクチン” と呼ばれる薬は(略)コロナの遺伝子を接種して体内で生じたスパイクに対して免疫反応を誘導する遺伝子試薬である。(略)過去20年間にSARS、MERS、新型インフルエンザなどの強毒ウイルスに対してワクチンとして認可されたことは一度もなかった。》



(※【井上正康】健康科学研究所現代適塾HP記載 2021年6月1日のコラムより)



 従来のインフルエンザワクチンなどと違う点だ。だが多くの人は「ワクチン」という4文字で同じだと考えがちだし、メディアも遺伝子ワクチンとは言わず、ワクチンとだけ呼んでいる。





(3)ADE(抗体依存性感染増強)の可能性



《実はSARSの時も今回と同様にワクチン開発が加熱したが、抗体依存性感染増強(ADE)と呼ばれる深刻な副作用が多発し、以降17年間も開発が凍結されている。

今回のSARS-COV2はSARSの弟分である為に類似の副作用が起こる可能性が懸念されている。》(※同HP記載 2021年1月26日のコラムより)



 ADEとは、遺伝子ワクチンの接種によって体内にできた抗体が、ウイルスの感染をむしろ促進してしまうという現象だ。(ADEにより副反応が起き、死亡する可能性も)



 私見だが、接種先進国のアメリカやイスラエルやシンガポールで感染者が接種後に増加している事例に関して、感染増加のデータとADEとの関連を、世界の医学者は調査と研究をし、公表すべきだと思う。



 では、人体に直接ウイルスの遺伝子を注入することで起こることとは何か。





(4)副反応に血栓症が多い理由



《「新型コロナ病態の本質は血栓症である事」は2020年の早期に報告されていた。最近、ポリオワクチンで有名な米国ソーク研究所が「コロナのスパイク自体が血栓を作る毒である」との衝撃的研究結果を発表した。遺伝子ワクチンで生じたスパイクがACE2受容体を介して血管内皮細胞を傷害して血栓症を誘発する事も判明した。接種直後のアナフィラキシーショック以外で死亡した症例の大半は『血栓症~血管傷害』である。》



(※同HP記載   2021年6月24日のコラムより)



 心筋炎はじめ血管の副反応と死亡が多い科学的な理由となる。平たく解釈すると、感染した時に重症化を防ぐための抗体を、注射で感染させて生成させるから、コロナ感染と似た症状が出る。





■最後に私見

 厚労省が言うようにコロナワクチンの接種は「任意」なのに、ニュース番組やテレビに登場する専門家は「愛する人を守るために」と接種を勧めてきた。その理由は「若者は重症化しなくても、周りに感染させるから」だ。



 だがコロナワクチンは重症化を防ぐもので、感染を抑圧するものではないことは接種以前から言われ、接種先進国での感染が増えている。だからその点でメディアの喧伝には信憑性がない。



 感染者の中で接種者のほうが重症化しない比率が高いというデータがある。しかし効果の有効期限が短いと判明し、ワクチンメーカーもそれを認め、今や3度目の接種を求めている。



 感染死亡者が約1年8ヶ月で1万8000人ほどに対し、接種死亡者が数カ月で1300人超の日本で、副反応の恐怖に恐れながら打つ必要があるのか?



 いつも書いていますが、私は政治・ワクチンメーカー・マスコミが絡んだコロナワクチン利権を甘く見ないようにしています。





文:松野大介



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