日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日までに、「週刊文春」が報じた女子プロとキャディーの不倫問題につき、懲罰委員会及び理事会を開いて関係者の処分を決めた。



 川崎春花(22)と阿部未悠(24)、小林夢果(21)をそれぞれ厳重注意の上、今年の新人セミナーの第1日から3日間の受講を義務づけた。



 また、キャディーの栗永遼に対しては9年間のツアー競技及びJLPGAイベントへの立ち入りを禁止すると発表。



 さらに、福本佳代理事をけん責処分とした。 JLPGAは再発防止策も発表した。



(1)選手、キャディー、理事、協会職員への定期的なコンプライアンス研修及びリスク管理に関する研修の実施及び強化



(2)トーナメントに関するトラブルの相談、支援態勢の強化(相談窓口の設置及び周知、相談者への配慮及び心理ケア)



 協会は処分の理由について次のように説明している。



 川崎については「本件を積極的に引き起こしたのではない。真摯(しんし)に反省している。ツアー競技5試合を自粛した。スポンサー契約を解消されるなどの社会的制裁を受けている。22歳と若年であり可逆性があることなど諸事情を考慮した」とした。



 阿部についても「本件を積極的に引き起こしたのではない。真摯に反省している。スポンサー契約を解消されるなどの社会的制裁を受けている。

24歳と若年であり可逆性がああることなど諸事情を考慮した」。



 また小林に関しては「本件を積極的に引き起こしたのではない。真摯に反省している。ツアー競技4試合を自粛した。スポンサー契約を解消されるなどの社会的制裁を受けている。21歳と若年であり可逆性があることなど諸事情を考慮した」としている。



 福本理事については「理事の発言内容は協会の名誉と信用と秩序に与える影響が大きい。意図してなされたものではないとしても協会の信用を確保するよう責任ある行動を取らなければならない」と説明した。 「週刊文春」は3月に女子プロを妻に持つ栗永キャディーが川崎、阿部、小林と不倫し、福本理事が栗永キャディーの妻に不適切な発言をしていたと報じていた。



文:BEST T!MES編集部

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