静岡県伊東市の田久保眞紀市長の学歴詐称問題に端を発し、市政が停滞しているため市民が市長に辞職を求める署名活動を実施したところ、1万人を超える署名が集まった。27日、代表者がその思いを直接、同市長に伝えた。
市民の有志は8月上旬から同市長の辞職を求める署名活動を行い、最終的な締め切りとなる26日までに1万158筆が集まった。そこでこの日、署名者を代表して元市議会議員の濱田修一郎さんなど5人が市役所を訪れ、市長と面会した。
この中で、濱田さんは「これまで、自らの行動や発言について誠意ある説明責任を果たさず、百条委員会や記者会見における態度も市政を軽んじていると受け取らざるを得ない。直ちに辞職することを強く求めます」と伝えた。
これに対して同市長は無言で署名簿に目を通し、「真摯(しんし)に受け止めさせていただきます」と返したが…。
なお、無投票の場合を除き、市長の就任から1年は「解職請求」ができない旨の記述が「地方自治法」には明記されている。そのため、今回の署名に法的な拘束力は無い。
文:BEST T!MES編集部