季節ごとの行事が数多く伝承されてきた日本。時代の流れの中で忘れられたものもありますが、年末年始の行事には、まだまだ一般的に行われているものもあります。
それにはどんな意味があるのか?年末年始のしきたりを学びなおしましょう。■①厄年の起源は陰陽五行説
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 厄年とは、人生において災難や不幸、大病に見舞われることが多いとされる年齢のこと。その起源は、中国伝来の陰陽五行説にあるとされています。一般には数の陰陽や吉凶、つまりある特定の数字に対する「忌」がその根拠とされており、日本では安倍晴明でよく知られている陰陽師の活躍とともに広まったとされます。

 平安時代中期の文学『宇津保物語』 や『源氏物語』には、すでに厄年を思わせる記述が登場していますが、現在のような厄年の考え方ができあがったのは、江戸時代中期から明治時代の頃。厄除けのため、庶民が社寺に出かけるようになったのも、交通網や情報網が整備され、安全に旅ができるようになったこの頃と考えられています。

■②年齢は語呂合わせが由来という説がある

 厄年の年齢は数え年で判断されるもので、女性は19歳と33歳、男性は25歳と42歳。あるいはこれに女性の37歳、男女ともに61歳を加える場合もありますが、時代や書物、厄除けを行なう神社仏閣などによってさまざまです。

 一般に女性の33歳、男性の42歳が大厄とされ、その前後に、前厄・後厄が設けられており、この3年間は注意が必要と考えられています。これらの年齢では、易学でいう「陽」と「陰」の「気」のバランスが崩れ、病気や災いがもたらされるといわれますが、実際に人間の成長や老化が顕著となる時期で、医学的に見ても肉体的な偏重と病気が起こりやすい時期とされています。ちなみに厄年の年齢については33が「散々」、42 が「死に」のように、語呂合わせが由来とする考え方もあるようです。

 ■③厄除けは節分までに行えばOK

 新年、正月元旦の初詣の際に行なう地域もありますが、厄除けの時期は、旧暦と関係しているという考え方に基づき、 旧暦の正月にあたる節分までに行なうのが一般的です。

「鬼(邪気)」を払う節分は、 厄を払うのにも最適な日であるという考えから、この日に厄除けを行なっている社寺もあります。ただし、注意すべきなのは、厄年は満年齢ではなく数え年であること。自分の厄年となる誕生日の前までに参詣することが必須。 また、厄除けには、自分が住む土地を守っている氏神様のところへ行くのが一般的とされていますが、厳密なルールはなく、さらに厄除けは寺、厄祓いは神社で行なうものとされていますが、現在ではそれらに大きな違いはないと考えられています。

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