<ワニブックス>より) 3月27日に結婚を発表したお笑いタレント・矢部浩之(ナインティナイン)と元TBSで現在フリーのアナウンサー・青木裕子の結婚披露宴が、4月6日18時30~放送のテレビ番組『めちゃ×2 祝ってるッ! 矢部浩之・裕子 結婚披露宴 緊急生放送スペシャル!!』(フジテレビ系)で生中継された。

 矢部の相方・岡村隆史とフリーアナウンサー・徳光和夫が司会、お笑いタレント・加藤浩次(極楽とんぼ)と元女優・緒沢凛さん夫妻が媒酌人を務め、矢部の所属事務所の先輩であるお笑いタレント・西川きよしとヘレン夫妻が乾杯の音頭を取った。

徳光は披露宴冒頭で、もともと矢部は身内だけで結婚式をあげるつもりだったが、加藤の提案で、この日放送予定ですでに収録済みだった企画の放送を延期して、矢部と青木の披露宴を行うとともに生中継することを提案し、急遽決まったことを明かした。

 番組内では、3月27日の婚姻届提出や、同日に岡村がホスト役を務めるインターネット番組『めちゃ×2 ユルんでるッ!』(ゼロテレビ)に矢部が出演し、青木との結婚を発表した模様なども流された。矢部は区役所に婚約届を出しに行く車中でその婚姻届をカメラに向け、「久しぶりに字を置きにいった」と記入した時の感想を話した。

 披露宴には矢部の実兄・美幸も出席し、「おかんがすごく喜んでいて、今日来ると思っていたが、『パートが休まれへん』とのことだった」と語った。

 矢部と青木のなれそめから結婚までを再現したVTRでは、交際スタートのきっかけについて、2009年にかけ数回放送されたテレビ番組『DOORS』(TBS系)でふたりは共演し、収録最終日に矢部が青木に「携帯(電話)番号を教えて」と言い、食事に誘ったのがきっかけだったという。そして2回目のデートで、矢部が『付き合おうか』と告白し、青木は「まだ早くないですか?」と返すと、矢部がすかさず「あそう、もう会わへん」と言ったが、年明けに再度カラオケデートに行った際、矢部がサプライズで青木のためにお誕生日ケーキを用意し、その時、青木は「(矢部が)ちゃんと付き合おうと考えているのが伝わってきた」と感じ、交際がスタートしたという。

 青木は初回デートから実際の交際に発展するまでの間、「携帯番号を教えた後、お笑の人なので、周りに言いふらすんじゃないかと心配になった。テレビに出ている人なので、ほかにも声をかけている女性がいっぱいいると思い警戒していた」と、当時の心境を明かした。

 また、VTRの中では、青木がTBSを退社した日、青木が家に帰ると、矢部が「裕子へ ごくろうさま」という添え書きとともに花を準備していたことや、青木が病気で寝込んだ時に、矢部が収録後急いで帰宅して食事をつくったエピソードなどが披露された。また、矢部が自宅ですっぴんの青木に「すっぴんでも一番かわいい」とノロけている話なども明かされた。

 結婚プロポーズについては、実は交際がスタートして半年くらいの2010年に、矢部は結婚を口にするようになっていたが、相方の岡村が長期療養に入ってしまい、結婚の話はうやむやになったという。そして仕事やプライベートでストレスがたまっていった矢部は、頻繁に後輩芸人と合コンに行き朝帰りは増えていったことで、ふたりの仲は険悪になっていき、青木は「一緒にいても仕方ない、怒るのも疲れて、出て行こう」とまで思い詰め、ひとり部屋で泣く日も増えていったという。

そうした中、昨年8月にロンドン五輪レスリング競技で米満達弘が金メダルをとった瞬間をテレビで見ていた青木が、驚きの声をあげた時、矢部が突然「結婚しよう」とプロポースしたという。披露宴の中で矢部は、実際のプロポーズのシーンを再現した。

 今回の番組の中では、矢部と青木、岡村の3人で、矢部がお世話になった人々の元へ結婚の報告をして回る企画も放送された。その中で、以前『サンデー・ジャポン』(TBS系)で青木と共演していたお笑いコンビ・爆笑問題は、「(青木と共演中)いつも青木から矢部のグチを聞いていた。毎週会うと、前日矢部が家に帰って来た時間を聞かされていた」とのエピソードを明かした。

 番組の終盤で岡村は、矢部とサッカーボールを蹴り合いながら本心を語り合う企画の中で、「本来なら、もしかしたら、もうちょっと早くにおふたりは結婚していたんじゃないかなと思って、(2010年の長期療養で)私がちょっと床に伏せたもんですから、ちょっと(結婚が)遅れたのかなと、ちょっとタイミングがずれてしまったんじゃないかなと思って、床に伏せたことについて、本当に、本当に申し訳ないです」と語りかけると、矢部は「復帰してくれてありがとう」と返した。

また、岡村は青木に「(矢部を)ひとつお願いします」と頭を下げた。

 番組の最後では、出席者たちに促されるかたちで、矢部と青木はキスを交わした。
(文=編集部)