食品添加物、残留農薬…体内で相乗毒性、人体に異常起こす可能性 食品安全委員会は静観

食品添加物、残留農薬…体内で相乗毒性、人体に異常起こす可能性 食品安全委員会は静観
       
 人は食生活の中で、多種類の食品添加物や残留農薬を体内に取り込んでいる。しかし、これまでは食品添加物にしろ残留農薬にしろ、その安全性評価はそれぞれの食品添加物、残留農薬の単独の安全性評価に終始していた。そのため、体内に取り込まれた多くの食品添加物や残留農薬が、相互にどのような影響を与えるのか、相乗的に毒性を現出しないのかという問題については、ほとんど触れられず現在に至っている。

 そんな中、今年の2月に開催された環境省主催の「化学物質の複合影響評価に関する公開シンポジウム」で、さまざまな化学物質の相乗毒性に関する科学的事実が明らかにされた。報告者の一人、バックハウス博士(スウェーデン・イエーテボリ大学)は、藻類の増殖阻害率を殺虫剤でみた時、単体の殺虫剤(25種類)では0%~最大17%であったのに対して、25種類の殺虫剤の混合物では阻害率が46%にもなったことを明らかにした。

 ちなみにこれに先立ち2009年、EU環境長官のスタブロス・ディマス氏は、「各単独物質の影響は考慮するが、実際のところ、我々が最も多く曝露されるのは多数のさまざまな物質のカクテル(混合物)である。知識と評価に関して重要なギャップが残されている領域の一つがこれである。今後数年のうちに、これらのギャップを埋める必要がある」との見解を明らかにした。そして、EU理事会は同年の第2988回ブリュッセル理事会で「リスク評価では化学物質の複合的曝露を考慮する」「化学物質の複合作用に対処する化学物質政策、研究、および評価方法の分野で追加措置が必要」「この後の提案書の作成に当たっては、化学物質の複合作用の予防原則と潜在的リスクに対し、適切に配慮する」との結論を打ち出した。


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2014年7月28日の社会記事

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