しのぎを削るECサイト業界のなかで、Tポイントを駆使して存在感を発揮しているのがヤフーショッピング。そんなヤフーショッピングで賢く買い物をする方法…乱発されるクーポンを見逃すなショッピングでの賢く、おトクな買い物法を紹介していこう。
ヤフーショッピングは楽天市場と同様に、出店者が軒を連ね、その出店料で運営側は収益を上げているショッピングモールタイプのECサイト。そんなヤフーショッピングを利用する際に重要になってくるのがTポイントだ。
ヤフーショッピングでは、利用することでTポイントをためることも、Tポイントで買い物をすることもできる。ポイント還元率は店ごとに設定されており、さらにユーザーがいわゆる「Tポイント経済圏」、もっと細かくいえば「ソフトバク経済圏」にかかわっているか否かでも大きく変化する。
まず、ヤフーショッピングで買い物をすると、誰でも通常1%のポイントが還元される。さらに、携帯のキャリアがソフトバンクだと常時5%が還元されるのだ。また、ヤフープレミアム会員も4%還元となる。ちなみに、ソフトバンクユーザーは設定をすればヤフープレミアム会員に無料で加入できるため、実質9%のポイント還元がいつでも受けられることになる。
ソフトバンクユーザーでなくとも、月額462円を支払えばプレミアム会員になることが可能だ。現在契約しているキャリアがソフトバンクでない方は、プレミアム会員になることでより多くのポイントを獲得できるのだ。
同じく、ワイモバイルユーザーも実質9%のポイント還元が受けられる。ワイモバイルの通話プランには、ヤフープレミアム会員の月額料金が含まれているため、追加料金なしでヤフープレミアム会員の特典(4%のポイント)がつく。
このように、Softbankユーザー、Y! mobileユーザーは常にポイントが10%、Yahoo! プレミアム会員は5%還元されるため、実質5~10%引きで買い物ができるというわけだ。
クーポンやセール情報をこまめにチェックヤフーショッピングはポイント還元率もさることながら、各種クーポンが発行されているため、それを活用することも重要だ。
発行されるクーポンはヤフーショッピング内で使用が可能。誕生日クーポンや、ベビーグッズ限定クーポンなどが常時発行されている。ただし、枚数が限られているため、こまめにアクセスしてチェックする必要がある。
また、毎月11日、22日の「ゾロ目の日」は、お得なクーポンが発行されるので、これも見逃さないようにしたいところ。さらに、毎月5日、15日、25日の5のつく日も、ポイントが5倍になる。欲しいものがあってもすぐにポチらず、落ち着いて日にちを調整することで、賢く買い物ができるのだ。
セールイベントも上手に活用したい。ヤフーショッピングで年に一度、11月11日付近に開催される大型イベント「いい買物の日」は、多くの店舗がセール企画などを実施するため、値段的にも一番おトクに買い物ができるタイミングだといえる。
ほかにも主となるキャンペーンとして、プレミアム会員限定の「プレミアム会員感謝デー」がある。このイベントは不定期開催だが、プレミアム会員であれば、10%OFFクーポンや最大6%のポイント還元がされる。対象商品数も多いので、プレミアム会員なら利用しない理由はない。
PayPayも利用してポイントの取りこぼしを防ぐ最近、流行しているQR決済。その先駆けとなったPayPayはソフトバンクが主導したものだ。そのため、ヤフーショッピングにおいても、PayPayユーザーはおトクに買い物ができるようになっている。
まずPayPayと自身のヤフージャパンIDを連携させる。そして、ヤフーショッピングで商品の支払い手続きの画面にて「PayPay残高利用」という枠に使用する金額を入力すると、決済額の1%がPayPayに付与される。
還元された分は、PayPay加盟店ならどこでも使用することが可能になるのだ。また、ヤフー関連サービスで利用できる期間限定TポイントもPayPayへの付与に移行していくとのこと。ヤフーショッピングにおいては、今後PayPayの活用が必須だろう。
ヤフーショッピングは、ヤフーやソフトバンク系のサービスを利用している人に対して、とことんトクになるように設計されている。
また、ドトールがTポイント対応を終了するなど、Tポイントを取り巻く環境は刻々と変化している。Yahoo! ショッピングを賢く利用するためにも、消費者自身がTポイントの有用性を常にチェックしておくことも必要だ。
(文・構成=清談社)