「日産自動車が、“絶対にカップインするゴルフボール”を開発した」
こう紹介すると、多くのサンデーゴルファーは飛びつくことと思う。実際に、日産自動車が公開した映像では、きちんとゴルフクラブを振ることもできないほど小さな少年がパターを握る。
これさえあれば、すべてのホールを1パットで終えることができる。シングルプレーヤーも夢ではない。
この話を公の席で公開したら、「それは八百長ですね」と、鼻息の荒いコメントも頂いた。念のために確認しておくと、これは公式ボールではないし、実際にゲームで使えるわけでもない。あくまでも日産が、先進運転支援技術の宣伝のために開発したにすぎない。プロモーション活動のためなのだ。自動運転にも積極的に取り組む日産が、実車に搭載する技術を応用してみただけの話である。
このボールの名は「ProPILOT GOLF BALL」。新型スカイラインに搭載される先進運転支援システム「プロパイロット2.0」の技術から発想し、その技術を取り入れたゴルフボールだ。
日産の資料によると、こうである。
「『プロパイロット2.0』は、ナビゲーションと連携したルートを、3D高精度地図データ、カメラなどレーダーによる周囲情報を基に、追越しや分岐などを含めて目的地までのルート上にある高速道路の入口まで走行を支援してくれる。
デモンストレーションステージには、俯瞰で捕捉するカメラが取り付けられている。その画像から瞬時にカップまでのルートを決定する。そのルートに沿ってボールが転がるという仕組みだ。
スカイラインに搭載される「プロパイロット2.0」も同様に、あらかじめルート設定できるのが特徴だ。立体的に環境を捕捉する「3D高精度地図データ」が内蔵されている。これによって、目的地を設定すればハンズオフ(ハンドルから手を離した状態)で、誘導してくれる。その精度は秀でており、道路の中央を正しく走る。蛇行することもない。ほかのモデルがそうであるように、カメラやでレーダーだけでは困難な精度を、「3D高精度地図データ」が補ってくれるのだ。日産は、そういう技術をグリーン上で再現してみせたのである。芝目や傾斜を補正する点は、実車のプロパイロット2.0と同様だった。
ゴルフボールには駆動用のタイヤは装着されていない。
確かにこんなゴルフボールがあったら、シングルプレーヤーも夢ではない。だが、もっと求められるのは、先進運転支援技術がさらに進化し浸透し、安全な交通環境になることである。
(文=木下隆之/レーシングドライバー)
●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員
「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

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