なぜ庶民は、れいわ新選組を支持する?シングルマザーや非正規労働者を排除する日本の政治

 つまり、自分自身を客観的に認知することにほかならない。そして、認知するに至ったきっかけから結果に至るプロセスのすべてを、自分自身がしっかりと把握することの大切さを、渡辺さんは説いている。

 簡単に言ってしまうと、自分自身を責めていた人が、「自分は悪くない」と客観的に認識できる方法が大切だ。

 2つ目の「スキル」については、どうか。

「自分たちの存在を社会に認知させ、何が問題かを伝える方法です。たとえば、派遣労働者が自分の苦しい状況を世の中に訴えるとき、ただ『大変だ』『つらい』『こんなヒドイめにあった』と言っているだけでは、残念ですがなかなか伝わりません。

 自分が働いているところはどんな業界なのか、その業界や会社の社会的使命は何か、働いている会社が業界のナンバーワンなのか中堅なのか中小零細なのか……。このような周囲の情報や客観的位置づけを話しながら、自分自身の個人体験を話していくのです」(同)

 参院選で、れいわ新選組から当選した2人、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の船後靖彦さんと重度身体障がい者の木村英子さんは、マインドとスキルの両方を兼ね備えていると渡辺さんは言う。

 渡辺さん自身も、マインドとスキルを意識し、シングルマザーの労働実態のデータや歴史、非正規雇用問題の全体構造を踏まえたうえで、自らの生生しい体験を語り、近未来の変革を語り続けている。

 その主張は「ど庶民による、ど庶民のための政治」だ。

(構成=林克明/ジャーナリスト)

<関連情報>
渡辺てる子講演会
9月21日(土)18:30~ 東京都文京区「文京シビックセンター26階・スカイホール」
資料代500円(立ち見の可能性あり)
主催:草の実アカデミー
参加申し込み先 kusanomi@notnet.jp

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