フリーアナウンサーの小林麻耶が25日、夫の國光吟氏と運営するYouTubeチャンネル「コバヤシテレビ局」の生配信を行い、「芸能界は引退しません」と宣言した。

 小林は今月12日に、レギュラーコメンテーターを務めていた情報番組『グッとラック!』(TBS系)を降板し、同日付で所属事務所からも契約解除されているが、さらに28、29日の放送で司会する予定だったボートレース番組『BOAT RACEプレミア』(TOKYO MX)を降板したことが明らかになった。

『BOAT RACEプレミア』降板によって小林は地上波の出演予定番組がすべて消滅し、一部で「引退危機」と報じられると、25日の「コバヤシテレビ局」で生配信中、視聴者から今後について問われると、「芸能界は引退しませんよ」と答えた。だが、テレビ局関係者からは、本人が引退しなくても、テレビに出るのは難しいとの声があがる。

「夫の吟氏が小林の仕事に同行して、『そこは運気が悪い』『神のお告げで、それはやらないほうがいい』などと口出しすることが問題視され、テレビ局側が小林を避けているといわれています。また、前所属事務所が契約解除にあたって『正常なマネジメント業務を行うことが困難になった』と説明していることなどから、身近にいる人たちが、小林の精神状態が正常ではないと判断し、しかも匙を投げている様子がうかがえます。吟氏がたびたびスピリチュアルな発言を行うこと、そして小林の不安定な精神状態から、洗脳を疑う声がありますが、それも無理もないところです。また、古巣のTBSとトラブルを起こした小林を、ほかの局が起用するのは簡単ではありません」

 そうなると、ネット配信しか道は残されていない。

小林は「コバヤシテレビ局」において、チャットの質問に答える形式で視聴者とコミュニケーションをとっているが、16日には洗脳について心配するファンを茶化すようなドッキリを仕掛け、ファンからも批判された経緯がある。それでも、まだ小林を慕うファンは多く、チャンネル登録者も間もなく3万人に届こうとしている。

「コバヤシテレビ局」は普段、早朝に生配信を行っているが、24日は夜にも生配信を行った。5時間超に及ぶ配信のなかで、夫妻がスピリチュアルに傾倒しているなどと報じられていることに対して「そもそもスピリチュアルって何?」「スピリチュアルの何が悪いのか」などと怒りをあらわにした。

「朝の配信では瞑想を行うなど、終始おだやかな時間が流れている空気感ですが、夜の配信では少し話す速度が上がり、報道や誹謗中傷コメントなどに対する怒りや愚痴をこぼすなど、2人の素が垣間見えました。ファンは誹謗中傷しているわけではなく、小林を心配するがゆえに『以前の麻耶ちゃんに戻って』などとコメントしているのですが、そういった発言は小林に届いていません。

無条件に応援するコメントのみを受け入れるようにしているようです。おそらく、吟氏がそのように導いているのでしょう」(芸能記者)

 25日朝の生配信では、前夜と変わって普段通りのゆっくりとした話し方に戻り、瞑想を行うなど“スピリチュアル”な内容になっていた。その配信のなかで、視聴者から芸能界を引退するのかを聞かれ、前述したように小林が否定したわけだが、そこで夫婦の関係が読み取れる象徴的な出来事が起きた。

「小林さんが『芸能界は引退しませんよ』とコメントした際、吟氏が『朝はそういうコメントに反応しないで』と制し、小林さんが謝罪しました。『コバヤシテレビ局』を見ていると、小林さんは常に吟氏の顔色をうかがい、隷属的になっていることがわかります。宗教の教祖や指導者の教えに従う信者と同様の状態です。

本人に自覚はないかもしれませんが、完全に主従関係が構築されており、“洗脳状態”といっていいでしょう」(精神科医)

 もちろん、小林が傾倒する「数秘占術」も、吟氏が提唱する「宇宙整体」も、宗教もスピリチュアルも、個人の内心において信奉するうえでは自由であり、何物にも批判されるべきではないだろう。だが、それによって仕事も仲間も親族も離れていっている小林が、この先も幸せに生きていけるのか心配するファンの声は、いつか小林の耳に届くだろうか。

(文=編集部)