つまり、口座情報を書面で送ってもらったものの、記載漏れがあり、一部確認のために電話をしたが、相手がそのやり取りを失念していたために詐欺と勘違いされたということだ。高齢の方が相手ということもあり、仕方のない面もあるだろう。
鴻巣市役所としては、期限までに返送がない方などに確認をする際についても、今後は郵送で行うことを検討しているという。ただし、利便性などを考慮すると、電話での問い合わせが一切なくなるとはいえないとして、対応に頭を悩ませている様子がうかがえる。
今回は「勘違いでした」と笑い話で済ませられるが、実際に詐欺に遭えば笑いごとではない。銀行口座を聞かれる電話があった場合には、詐欺の可能性を疑うくらいがちょうどよいのかもしれない。
(文=編集部)