「コンビニは通える引きこもりたち」の知られざる実態…理解や支援を難しくする“思い込み”

「親への暴力は根底に甘えがあり、兄弟への暴力は直接の恨みや親へのアピールなど、“甘えと家族間のゆがみ”が関連していることが多いです。どちらの場合も無差別の攻撃性は持ち合わせていないので、他人に暴力を向けるケースはほぼありません。一見普通に社会生活を送っている人のなかにも他人に対する攻撃性を持っている人はいるので、『引きこもりが事件を起こす確率が高い』とはまったく感じないです。一般よりも低いか、高く見積もってもせいぜい同じ確率だと思います」(同)

 引きこもりは日本人にとって身近な社会問題だが、正しい知識や情報が共有されていないために、偏ったイメージが広まっているようだ。

今、自分が何歳なのかもわからない…

 久世さんが執筆した『コンビニは通える引きこもりたち』には、ニュースタートが携わったさまざまな事例が登場する。その一部を紹介しよう。

「ノリオ君(仮名)は、現在35歳です。都心で一人暮らしをしながらデザイン系の専門学校を卒業し、広告会社に入社。ですが入社して10年が経った頃、『何のために働いているのか分からない』『何のために生きているんだろう』と話すようになりました。終電でばかり帰るようなきつい仕事で、うつの傾向も見られたため、親も『疲れたのだろう』と判断。しばらく休職し、家にいさせることにしました」(同書より)

 その後、彼は仕事を退職。失業保険が切れた後もなかなか重い腰が上がらず、短期のアルバイトも「合わない」とすぐ辞めてしまったという。


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