朝起きて1番にやることはフローリングのモップ掛けです。空気中のホコリは8時間かけて床まで落ちるそうです。

人が歩くことで床まで落ちたホコリが空気中にまた舞い上がってしまうので、その前に朝イチでキャッチしておくのがベスト! と聞いてから毎朝の習慣になりました。

 フローリングシートにはホコリを吸着させるために着塵剤という薬剤が使われていることも多いので、ペットや小さいお子さんがいるお宅は気になると思います。今までいろんなシートを使ってみましたが、シートの形状や薬剤の有無によって掃除の効果に差が出ることがわかりました。そこで今回はフローリングシートの使い勝手を比べてみたので紹介します。

レック「激落ち立体ドライシート」

 メラミンスポンジでお馴染みの激落ちくんシリーズのフローリングシートです。

 表面がデコボコしている起毛なので、薬剤は不使用ですがしっかりとホコリは取れました。

 裏面の形状が表面とはまったく違います。両面使えるように同じデコボコ仕様だと嬉しいです。

レック「激落ちくん立体プレミアムドライシート」

 先ほどの激落ちくんシリーズのプレミアム版です。

 表面のデコボコは控えめですが、問題なくホコリや髪の毛をからめ取ってくれました。

 さすがプレミアムです、ちゃんと両面使えます。パッケージに目立つように「流動パラフィン不使用」と表記がありました。

薬剤を使用してないので、どのお宅でも気にせず使えそうです。

西友「厚手フローリングシート」

 西友のプライベートブランドである「みなさまのお墨付き」シリーズです。

 特殊加工の3層シートと書いてあります。

 数年前は「お値段の割には使いやすい!」と感じたのですが、現在は他とあまり変わらない金額になっています。

ユニ・チャーム「ウェーブ超毛束フロア用 ドライシート」

 最長1.5センチのロング毛束が特徴です。

 使う前に表面を手でなでて、毛束を起こすことで毛羽立ちができます。

 しかも両面ともこのように毛羽立っているので無駄がなく使えます。ゴミとりポケットもあるので、パンくずなども取り切れます。着塵剤を使っているのも理由のひとつだと思いますが、ウェーブを使うとたくさんゴミが取れる気がします。

花王「クイックルワイパー立体吸着ドライ」

 フローリングワイパーといえば「クイックルワイパー」といっていいほどお馴染みのシリーズです。

 比較的どのスーパーやドラッグストアでも取り扱いがあります。手に入りやすいからなのか、整理収納サービスでお邪魔するお宅で使われている確率がとても高いです。

両面仕様ですが、パンくずや小さいゴミなどは取り切れませんでした。

花王「クイックルワイパーもふもふシート」

 先ほどのクイックルワイパーシリーズの高級版です。

 名前の通り、本当にモフモフです。

 長い毛足で本当にホコリも髪の毛もよく取れるのですが、1袋に3枚しか入ってないという高級品です。日々の掃除には向いてないかもしれません。

アズマ工業「ふんわりワイパーシート」

 オリジナルのお掃除グッズをいろいろと展開しているアズマ工業のシートです。

 表面がふんわりしていて、両面使える仕様です。

 着塵剤などの薬品を使ってないのに、ホコリと髪の毛はしっかり取れました。50枚入りの大容量でロールタイプなので取り出しやすさがありがたいです。

まとめ

 いろんなシートを試した結果、個人的にはユニ・チャーム「ウェーブ超毛束フロア用ドライ」が使いやすく感じました。小さなゴミや食べかすもしっかり取り除いてくれるので気に入りました。取れたホコリの菌の増殖を抑えるための抗菌剤も入っているそうです。

薬剤が気になるというお宅には、レック「激落ちくんシリーズ」とアズマ工業「ふんわりワイパーシート」がオススメです。それ以外のシートには流動パラフィンという着塵剤が入っていました。無垢材のフローリングにも薬剤は向いてないので、ぜひ成分表記を確認して選んでみてください。

 気になるお値段ですが、最安値の「激落ち立体シート」と一番高級な「クイックルワイパーもふもふシート」以外はさほどお値段の差はありませんでした。舞い上がる前にホコリをキャッチしておくと、日中の床がきれいに感じます。だからこそ続けられているのだと思います。みなさまの日々のお掃除の参考になればうれしいです。

(文=上野景子/人生を変えるお片付けアドバイザー)

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