昨年11月13日にカメラマン・桑島智輝と再婚した女優・安達祐実。前夫のお笑いタレント・井戸田潤(スピードワゴン)との間にもうけた8歳の長女を抱え、約20年ぶりの主演映画『花宵道中』(14年公開/監督・豊島圭介)で注目を浴びていた直後の結婚となった。



 安達といえば、2歳から芸能活動を開始。カレーのCMで注目を集め、本格的に女優として活動をスタート。12歳の時に連続ドラマ『家なき子』(日本テレビ系)で大ブレイクした。子役として大活躍する安達の傍で“ステージママ”として注目されたのが、現在タレントとして活動する安達有里だ。

 母娘でのテレビ親子共演もたびたび見られたが、2005年に祐実が井戸田と“デキちゃった婚”。母の有里は井戸田との相性が悪く結婚を反対、結婚後は母娘の関係にひずみができたと伝えられた。

 その後の有里は06年にヘアヌード写真集を発売、08年には2年ぶりのヌード写真集を発売、さらに09年にはAVデビューまでしてしまう。老舗プロダクション・サンミュージックで優等生女優として生きる祐実との母娘確執説は加熱していった。安達親子に近い関係者は語る。

「あれはサンミュージック側の演出です。確かに祐実さんが結婚してから互いに自立し合って、これまでのべったりした関係はなくなりました。祐実さんが子育てには群馬の親戚を頼っていたのも確かですが、それは有里さんにも仕事があったから。
確執報道が流れる間も2人はしょっちゅうメールや電話で連絡を取り合っています」

 さらに民放テレビ局関係者は語る。

「2人の所属事務所は違いますし、AV出演した有里さんを地上波の番組で起用するのはなかなかハードルが高いので、昔のような母娘共演というのも難しい。それでもほぼフリー状態の有里さんのことを思って、祐実さんが『有里のほうもよろしくお願いします』と裏では口添えしているほどです。しかし、祐実さんにとってAVデビューまでしてしまった“不良ママ”有里の存在はイメージ的にプラスではない。憎しみ合っているわけではないですが、ビジネス上は距離をとっておくほうがいいという祐実サイドの判断なのです」

 祐実の子役時代の活躍は有里のお陰といわれてきたが、祐実自身も仕事に対してシビアだ。初めてのヌードを披露した映画『花宵道中』のPRをかねた女性限定の舞台あいさつの際には、出産のために人生で初めて長期間仕事を休んだことを振り返り、「私の場合は出産後、うまい具合に復帰できず、すぐには前のように仕事がなかった」と沈んだ表情で本音を吐露したとも。さらには「今はこうやって照明を当ててもらえているだけでありがたい」としみじみ語った。8歳の娘は最近祐実の姿を見て「女優になりたい」と言うこともあるというが、「芸能界は厳しい世界ですからね。私はたまたまラッキーな芸能界人生でしたけど」と、娘のデビューを望んでいないと堅実な考えを明かした。

●元夫・井戸田の苦悩

 そんな生真面目で仕事一筋の祐実を心配する芸能界関係者の声も聞こえる。

「別れた井戸田さんが離婚後に『一番つらいのは、なんで別れられたのかその理由がわからないこと』と語っていますが、祐実さんは普段素直な感情を露わにすることがない。結婚中に井戸田さんの浮気報道もありましたが、離婚する頃の2人は良好にいっていたともいわれています。
それが突然、理由もなしに祐実さんから井戸田さんは別れを切り出されたのだとか。幼少期から大人の世界で揉まれ、芸能界の厳しさを誰よりも知っている元人気子役には、本音で人と接することが苦手な人が多いですが、祐実さんも例外ではないのかもしれません」

 祐実のブログでの再婚報告によると、お相手の桑島さんは祐実のひとり娘をすっかり虜にしているようだが、果たして祐実自身の心はどうなのだろうか。
(文=編集部)

編集部おすすめ