「確かに彼の残した実績は抜群ですが、いかんせん性格や行動に問題があったということでしょう。あれほどの選手なのにテストすら受けられなかった訳ですからね」(スポーツ紙記者)
昨年限りでプロ野球・福岡ソフトバンクホークスを退団した松中信彦内野手が1日、福岡市内で会見し現役引退を正式に発表した。
「出場機会を求めて昨季限りでソフトバンクを退団して他球団のテストを受けるつもりが、そのテストすらオファーがありませんでした。本人はソフトバンクで指導者をしたいと会見でも話をしていましたが、ソフトバンク内では『もう二度と帰ってくることはないだろうな』という意見が大半のようです」(テレビ局関係者)
実際、松中の現役時代の"素行"については噂レベルの物も含めて多岐に渡る。
「博多の歓楽街・中洲での伝説は枚挙にいとまがありません。サインも女性には笑顔でしても男性には嫌な顔をして書いたり、ファンからの人望も決して厚くはなかったようです。今は野球賭博で揉めに揉めてる野球界ですが、松中さんも無類のギャンブル好きでしたからね。もちろん、野球賭博には関わっていないでしょうし、彼がやっていたのは公営ギャンブルの競艇ですからね」(プロ野球関係者)
実際、福岡競艇場でのイベントに出席するなど、松中の競艇好きは地元ではよく知られていたようだ。
「去年の今頃も現役にこだわるって言ってたのに、よく関係者席で見ましたよ。だいたい、白いTシャツに上下ジャージでしたね。売店のおばちゃんに聞いたら『彼は常連よ。でも、周りの目を気にしてかいつもコソコソしてたわね』って言ってました。勝負勘を養っていたのか、ただ現実逃避をしていたのかは今となってはわからないですけどね。ただ、イベントでもかなり競艇について熱く語るなど、競艇関係者の間では評判は良かったですよ」(競艇関係者)
平成唯一の"三冠王"の今後の去就は、野球界ではなく競艇界になるかもしれない。