フジテレビ毎年恒例の『FNS27時間テレビ』が7月23~24日にかけて放送されているが(『FNS27時間テレビ フェスティバル!』)、また今年も“放送事故”が起こった――。
『さんまのお笑い向上委員会』のコーナー内では、元お笑いタレントで元宮崎県知事の東国原英夫(芸名:そのまんま東)氏に、現役お笑いタレントたちがクレームをつけるという企画が放送された。
そこで、コカドの相方である中岡創一が、“お手本”を見せるために更衣室に入室。コカドが「ちゃんと脱げた?」と聞いて中岡が「脱げた」と答えカーテンを開けると、まだズボンを下ろしている途中というギャグを2回披露。再度カーテンを閉めると、他の共演者たちから促されるかたちで東国原氏も中岡と同じ更衣室に入り、数秒後にカーテンが開けられると、東国原氏はパンツとズボンを下げて“生ケツ”を突き出し、即座にCM入りした。
CMが明けると、太田光(爆笑問題)が「(お尻の隙間から)タマが見えてましたよ」と指摘。これに対し、すかさず明石家さんまは「見えてないよな! あの(カメラの)角度からだから見えないねん。(東国原氏は)ちゃんと計算してる」と反論。他の共演者たちは一様に「さすがだ」とうなずいた。
フジの『FNS27時間テレビ』といえば、2003年には落語家・笑福亭鶴瓶が陰部を露出し問題となったことが知られている。その後も、13年にはお笑いタレント・加藤浩次(極楽とんぼ)がアイドルグループ・AKB48の渡辺麻友の顔を蹴った件が放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議対象となり、14年にも木村拓哉(SMAP)が太ももから血を流すというアクシデントが発生するなど、何度も放送事故が発生してきた。
●放送事故的な演出か
今回の東国原氏の尻出しについて、テレビ局関係者は語る。
「お尻を出した数秒後、スタッフと思われる人の手が大きなハリセンを握り、それで陰部と思われる部分を隠すシーンがありました。
話題づくりのために意図的に放送事故的な演出を行っていたのだとすれば、その番組づくりの姿勢が問われてしかるべきだろう。
(文=編集部)