6月、親交のあったお笑いタレント、アンタッチャブル柴田英嗣の元妻と不倫したあげく妊娠させていたことが明らかになったミュージシャンで、ファンモンの愛称で高い人気を誇った元FUNKY MONKEY BABYSボーカルのファンキー加藤。

 ファンモンといえば、2010年にリリースした『あとひとつ』や13年の『ありがとう』など“不器用だけど誠実”なメッセージ性のある曲がヒットしていただけに、今回の不倫騒動で世間のイメージを覆した。

しかし一方で、ファンの間では意外にも「やっぱりな……」と、妙に納得の雰囲気が広まっているという。

 ファンモン時代からのファンで、13年のグループ解散後に加藤がソロ活動を開始してからも見守っていたという30代女性・Aさんは語る。

「ファンモンのメジャーな曲は“応援歌”など良いイメージのものが多いですが、ライブではいつも下ネタ満載の曲を歌っていました。アルバムにも多く収録されていますよ」

 インターネットでも調べてみると、昔からファンの間で「エロい!」と話題になっていた曲を複数発見。例えば、ファンモンがメジャーデビューした06年の1stアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ』に収録されている『勝負パンツ』は、タイトル通り女性の下着について歌い、『B・W・H』も女性の体型に興奮する男性目線の歌詞の連続だ。

「かつて、ロックバンドORANGE RANGEも『上海ハニー』(03年)や『イケナイ太陽』(07年)などの“エロい歌詞”が話題になりましたが、ファンモンのほうがメジャー曲ではない分、下ネタ度が高い。特に、11年の4thアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ4』の収録曲『アワービート』は、完全に男女間の大切な行為のことを歌っています」(芸能記者)

●曲を体現

 さらに驚くべきは、07年の2ndアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ2』に収録された『天使と悪魔』という曲。この曲は理性と本能の間で揺れる男性の心情が歌われていて、「彼女も大切にしたいし あの娘とも×したいし」と、浮気願望を持つ男に、悪魔が「二人の女、どっちも行け!」と囁くストーリー仕立て。曲のラストでは「そんでもって悪魔がまた勝った」「そして名前も知らない女がまたがった」と、複数回目の浮気をしてしまったことを「悲しい男の性」と結論づけている。

「今回、加藤は不倫相手の名前くらいは知っていたでしょうが、柴田の元嫁とは知らなかったということなので、まさにこの曲を体現していますね。でも、それを“男の性”として開き直られてはたまったものではないです」(同)

 また、Aさんは次のようにも語った。

「ファンの間では加藤さんが“女好き”っていう認識があったので、不倫はガッカリだけど『やっぱりな』って感じです。
そもそも13年に元マネージャーの女性との結婚を発表した時も、『遊びたいって公言してるような人なのに、結婚しちゃって大丈夫なの?』と思いました」

『天使と悪魔』のなかで、天使は男に「過ちはたったの数時間 一生、背負う十字架」と忠告していた。加藤はこのことについて今、身をもって痛感していることだろう。
(文=編集部)

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