「どうしてもアメリカで勝負したいという気持ちが捨てきれず、4月からその夢に向かってニューヨークでやっていきたいということに決めました」
お笑いタレント・綾部祐二(ピース)が10月8日、米ハリウッドデビューを目指し渡米することを会見で発表した。約2年前あたりからハリウッドへの夢を描いていたというが、実現に向けて動き出したのは昨年、相方の又吉直樹が『火花』(文藝春秋)で芥川賞を受賞したことがきっかけだという。
そんな突然の会見を受け、芸能界からは綾部に対し応援の言葉を贈るものが多数。しかし、13日に放送されたテレビ番組『バイキング』(フジテレビ系)でMCを務める坂上忍は、なぜか綾部に対し吠えたのだった。
綾部のニューヨーク移住に関して「認識不足だったけど、俳優としていくの?」と徳井健太(平成ノブシコブシ)に尋ねると、徳井は「ハリウッド役者です」と説明。それを受け坂上は、「応援するつもりだったけど、ふざけるなと。マジで俳優なの? スタンダップコメディみたいなので勝負するのかと思ってた」と、驚きを隠せずキツイ一言を放った。坂上といえば、芸能界のご意見番としてもその発言がメディアに注目され、歯に衣着せぬ的を射た意見が世間でも好評なのだが、これに関しては批判の声も多いようだ。テレビ局関係者が語る。
「坂上さんは最近、お昼の番組で司会を務めるなどバラエティ色が強いですが、自身が総合プロデュースを務める芸能プロダクション『アヴァンセ』で長年子供たちを相手に厳しい演技レッスンを行っていますし、役者さんにはストイックな目線を持っている方です。ただ、収録中に飲酒した状態で参加したりすることには、共演者が驚くこともしばしばです。性格も短気な方なので、過去にはインタビュー中に機嫌を損ねて途中退席してしまうこともあるようです。低姿勢に誠意的に自分の夢を語った綾部さんに対して、ここまで言う必要もないと思いますが」
インターネット上では、「そもそも、坂上が出ているドラマを見たことがない」「坂上はよく俳優ヅラするけど、坂上の芝居なんて全然見かけない」などの厳しい声も多い。世間から“ご意見番”と認識されると、どんなに好感度の高い芸能人でもバッシングを受けやすくなってしまう。
(文=編集部)