東京地検は先月19日、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されていた歌手のASKA(本名:宮崎重明)を、嫌疑不十分として不起訴にした。尿検査で陽性反応が出たが、ASKAはそれを少量のお茶だったと証言し、覚醒剤の使用を断固として否定していた。



 ASKAは釈放された12月19日、「不起訴でした。」とブログを更新。その後も、こまめに今回の事件について自身の見解を綴っている。現在執行猶予中の身でありながら、かなり自由な様子がうかがえるが、音楽業界関係者は語る。

「奥さんは2014年にASKAが覚醒剤で逮捕された時の裁判では、ASKAを支えていくことを表明。愛人の存在が公になっても、離婚しませんでした。しかし、結局は現状ASKAが自宅にいることがほとんどなく、夫婦関係は破綻しています。
そして、奥さんもお手上げとなり、ASKAのことを福岡に住む彼の父親と妹に委ねてしまったようです。でも、身内だけにどうしても甘くなってしまう。ASKAは家族から自立しないと、また同じ罪を犯してしまうのではないかと心配です」

 また、同関係者はASKAの現状についてこう明かす。

「実は現在、ASKAの生活拠点は東京・目黒区の高級住宅地にある一軒家の自宅ではありません。楽曲制作を理由に、都内にいる時は目黒区の高級ホテルで過ごし、福岡に住む父親と妹の勧めで、福岡の病院に通院しているようです。この妹は、福岡で雑貨ショップを経営していたが、ASKAの覚醒剤逮捕を受けて2015年1月に閉店。
これまでもショップにはASKAの直筆サインや私物などが置かれ、集客に貢献していました。

 元アナウンサーのASKA夫人は結婚後、仕事に復帰したことはありません。長男はバンドデビューしたこともあるミュージシャンで、長女も歌手でラジオ番組のDJなどをしていましたが、ともにメジャーでは活躍していない。今後の生活を考えると離婚という可能性は低いかもしれませんが、いずれにせよ、現状ではASKAを支えていくという状況とは程遠いといえます」

 今月3日にはレコードレーベルの立ち上げを発表したASKA。これ以上、家族を悲しませるような事態を招かないことを祈るばかりだ。
(文=編集部)