西野カナが元マネジャーと結婚し、加藤ミリヤが一般男性と結婚し第1子を妊娠するなど、“平成の歌姫”たちの朗報が相次ぐなか、なかなか春が訪れないもうひとりの“歌姫”がいるようだ。
「ここにいるよ」などの大ヒット曲があり、自身の実体験を基に書き下ろした恋愛ソングで10~20代の女性を中心に高い人気を誇る青山テルマだ。
「この1年間、恋人がいない、結婚できないという負け犬キャラを自虐的に話して“バラエティ色”も出していますが、本人にとっては真剣な悩みのようです。彼女の場合、自分の曲はすべて実体験であることを公言していますが、作詞活動にも影響しているようです。最近は仕事場と自宅の往復だけで、プライベートな時間は自宅に引きこもっているため、周囲がもっと外に出るようにうるさく声をかけているようです」
そんな青山は今月10日、インターネット番組『テラスハウス』に出演していたモデル岡本至恩と共に、「mentos #フレッシュコネクションツアー ローンチイベント」に登場。そこでは、恋人や結婚についての自虐的な話はもちろん、マスコミに対する嫌悪感も露わにしていたという。現場にいたイベント関係者は語る。
「“マスコミ嫌いな人”という印象は持っていなかったので、今回の発言の一つひとつに驚いたのと、マスコミの方たちに向けて『こいつら、何書くかわからないから』と発言されていたので、ハラハラさせられました」
現場にいたテレビ局関係者も語る。
「報道陣と直接やりとりをする囲み会見以前に、イベント内でトークショーが行われたのですが、女性司会者から『最近あった刺激的ことは?』と聞かれると、彼氏と別れてからこの1年間恋人ができないという話から、テルマさん自身が家に引きこもっていて、全然外に出ないから刺激がないと、自虐的に話し始めたんです。そして、『外は怖い怖い! 誰が見てるか、わからないから』と、マスコミを意識している様子がうかがえる話をし始めたんです。
そして、イベント後の囲み会見では、聞かれてもいないのに、『この間、“平成の歌姫、西野カナ、加藤ミリヤが相次ぎ結婚。でも青山テルマはここにいるよ”って書かれてた。失礼過ぎじゃない?』と話していましたが、マスコミにとっては大リップサービスですよね。
●サービス精神
女性歌手の言葉としてはかなり過激ともいえるが、前出レーベル関係者は言う。
「その場を盛り上げるために発した言葉だと思いますよ。バラエティのノリで笑わせようと思っただけでしょう。とはいえ、ちょっと失敗しましたね。あと、マスコミ嫌いというか、週刊誌嫌いなところはあるでしょう。スポーツ紙や週刊誌に載せられる完成度の低い写真の写りに神経質になっているのは事実です。
ちなみに、自らテレビ番組などでも話していますが、2年ほど前にはお笑いコンビ・デニスの植野行雄との熱愛を報じられたこともありますが、まったくの事実無根。宮川大輔をお兄さんのように慕っているほどで、彼女はお笑い芸人との交流も広いので、植野は本当に友人のひとりです。その頃、彼氏もいたので、苦い思いをしたようですよ」
イベントでは「夏には出会いを求めて外に出たい」と話していたテルマ。自虐的なキャラクターをいつも笑いに変えるそのサービス精神と明るさで、これからも多くのファンを魅了してほしいものだ。
(文=編集部)