折れやすい心を変える3つの克服方法とは?

日本人はストレスを抱えている人が多く、挫折感を感じたり、不安になったりと”うつ“の傾向にある人が増加しています。

主に、まじめで几帳面なメランコリー気質タイプ、頑張り屋で上昇志向が強い執着気質タイプ、自分の能力不足とは考えず、他者のせいにする他責傾向が強い自己愛・依存タイプ、この3タイプが心が折れやすい人と考えられています。

こうした自分のストレスの傾向を知ることが大切ですが、まずは心が折れてしまわないようにすることが重要です!

そこで、ポキッと折れてしまいそうな心を変える克服法を3つご紹介します。

「人生に無駄は1つもない!」と
ポジティブに考えましょう

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日本人に最も多いと言われる「メランコリー気質」は、まじめで、丁寧、かつルールを守り、協調性のある人です。そして何よりも変化に弱い!

物を失う、転勤する、会社が合併する、身近な人を亡くす、役割を失う、失敗する。

このような変化に直面すると、途端にメンタルが不調になりやすいのです。

メランコリー気質の特徴

・定年後の「荷下ろしうつ」

・子供が成長して家を出て行った後の「空き巣うつ」

・昇進による異動がストレスになって起こる「昇進うつ」

・念願のマイホームを手に入れた途端になる「引っ越しうつ」

など、まじめで頭の固いメランコリー気質の人は、悪い変化だけでなく良い変化にも弱いのです。

もしもあなたがこのタイプの人であれば、「どんな波風でも雨天が続いても、人生に無駄なことは一つもない」ということを知りましょう。

 人生には予測もしなかった様々な変化が訪れます。

変化を恐れ、変化を拒絶する人が自分で自分を苦しめるのです。

私たち日本人は、自分だけのものさしで物事を測り自分を縛りつけます。

しかし現実の出来事の中で、自分の力で左右できるものなど、ほんのわずかしかないのです。私たちのあずかり知らないところで世の中の変化は進化しています。

予測もしなかった変化、受け入れがたい失敗が訪れた時、その変化の渦中で「つらい」、「苦しい」と思うとき、

「人生に無駄なことは一つもない」

と自分に言い聞かせてみてください。

スピードを落として
ゆっくりと楽しみましょう

「弱い心」を強くする3つの方法とは?
Slow connection as a snail

執着気質タイプへの処方箋は、「スピードを落として、まわり道を楽しもう」ということです。

このタイプの人は、好戦的で前に出ていく熱血リーダーが多いようですが、とにかく頑張りすぎて、目標を定めたなら、それを上回る成果が出せないと満足しない人です。

あるきっかけで、心身が燃え尽きて折れてしまう危険性があるタイプでもあります。

とくに、ほとんどの会社が導入している成果主義は、評価尺度の透明性と客観性を重視します。エビデンスは数字でしか表わせませんから、そこまでのプロセスを評価することは難しく、結果の数字が評価対象になります。

執着気質タイプの人は、目標数字に執着するあまり、考え方や生き方が直線的になりすぎるという弱点があります。最短距離を最短スピードで進もうとして、何かに阻害されたときに、このタイプの人はがっくりきてしまいます。

あなたが執着気質タイプであれば、寄り道を楽しんだり、まわり道をするような生き方の価値を認めて下さい。そして、不安定な時は、スピードを落とすことを覚えてください。

スピードを出し過ぎると、ドライバーの視野はどんどん狭くなっていきます。そこに、コーナーが訪れると事故につながります。

ブレーキを踏む、シフトダウンする、アクセルをゆるめる、車線を変更する・・・こんな自在性が心にしなやかさを与えてくれます。

不安定なときは、スピードを落とすこと、長時間運転になる前に一休みすることを覚えてください。

自分の置かれた場所で
一花咲かせましょう

「弱い心」を強くする3つの方法とは?
Adhesive note with Good Job text on a cork bulletin board

若い人に急増している「新型うつ」は、自己愛・依存タイプの人がかかりやすい症状です。自分磨きや自己啓発、キャリアアップには熱心ですが、その一方で、他責的で環境適応力が弱いのが特徴で、うまくいかなくなると、仕事を放ってしまいます。

「個性を大事に」と言われ続けてきた世代ですが、社会人になって入った職場では、多かれ少なかれ、会社に同一化し、会社の目標のために働くことを求められます。

本来個性とは、そうした中でもまれ、鍛えられていくのですが、そこまで至らずに、会社を辞めたり休職したりします。

『明日に疲れを持ち越さないプロフェッショナルの仕事術』の著者、渡部卓さんは、このような傾向のある人たちに対しては、「身近な仕事、今やっている仕事の中で、何か一つ、プロフェッショナルを目指してみよう」とアドバイスされているそうです。

集中して努力して、周囲から認められ自信をつけると、仕事への取り組み方や感じ方も変化していきます。日常の自信と自負が働くことの喜びと成長につながり、仕事も面白くなってくるのです。

仕事は、一人で完結するものではありません。上司から認められたり、同僚と苦労を分かち合うことで充実感や幸福感は得られるのです。

周囲から認められ、嬉しさを感じるという手ごたえは、必ず将来の糧になるはずです。そうした手応えを得てから新しい職場に移るのと、何の手応えもないままに移るのでは、将来のキャリアの成長度合いにずいぶん差が出ることを覚えておいてください。

“弱い心”から”強い心”へ

いかかでしたでしょうか。

ストレスを抱えやすい人には、主に3つの気質タイプがあります。

まずはご自身がどの気質タイプなのか、ストレスの傾向を知ることが大切です。

そして、そのタイプにあった克服方法をマスターし、周囲から認められ貢献できる、ワンランク上の生活習慣を目指しましょう。

人生に無駄なことは一つもないんです!焦らずゆっくりと・・・ですよ!

『明日に疲れを持ち越さないプロフェッショナルの仕事術』(著:渡部卓)より

「弱い心」を強くする3つの方法とは?
『明日に疲れを持ち越さない プロフェッショナルの仕事術(Business Life)』
(クロスメディア・パブリッシング)

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