2030年にも商用サービスの開始が期待される「6G」実用化に向けて、ソフトバンクが新たな実証実験をスタートさせました。詳細は以下から。
ソフトバンクのプレスリリースによると、同社は7GHz帯を用いた屋外での実証実験を6月から銀座で始めたそうです。
これは5Gで用いられているSub-6(6GHz帯以下の周波数)と都市部でのエリアや通信速度を比較して、実用化に向けた有効性を検証するためのもの。
すでに商用サービスを提供している3.9GHz帯の基地局に3つの実験用基地局を併設し、Massive MIMO技術を活用することで、周囲に連続した通信エリアの構築を目指すとしています。

測定車の概要はこんな感じ。基地局および実験用端末はノキアが提供します。

なお、7GHz帯は6Gの新しい周波数として期待されており、すでに5G向けに定義された「Band n104(6425~7125MHz)」と組み合わせると、約2GHz幅におよぶ連続した広帯域を実現するとのこと。
直進性が非常に強く、建物の中などに弱いミリ波と違ってSub6に近い特性の電波であるため、超高速通信と広い通信エリアを形成しやすい点が特長とされています。
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