そもそも基礎代謝とは横になった状態で、呼吸や体温の維持に必要な最小限のエネルギー量。この代謝率は身長、年齢、筋肉量、DNA等によってひとりひとり異なるそうです。そしてこの代謝率が下がると、エネルギーの消費量が減り、同じ生活をしていても太りやすくなると言います。
「Fox News」に年齢と共に自然に下がる代謝を普段の生活習慣で補い、脂肪が燃えやすい身体になる方法が紹介されていました。
1:代謝を上げるために欠かせない有酸素運動有酸素運動が脂肪燃焼に効果的ということは知られていますが、運動後にも大きな影響があるそうです。
ある研究によると、47分間全力で自転車漕ぎをした結果、自転車漕ぎによって通常燃焼する519キロカロリーに加えて、運動後14時間でさらに190キロのカロリーが燃焼することが分かったそう。
週に2、3回、汗をかく程度の運動を45分間することで、脂肪をためにくい身体をつくる事ができるとのことなので、とにかくダイエットの効果を出したい! という人はこれを必要な運動量の目安にするといいかもしれません。
2:睡眠不足は代謝が下がる長時間起きていた方が、エネルギーを多く燃焼するのでは? なんて思ってしまいますが、研究によれば、一晩徹夜するとその次の日の基礎代謝が5%ほど下がるのだそうです。まさに睡眠不足は百害あって一利なしです。
3:加齢で下がった分は筋肉でカバー年齢を重ねると、エストロゲンの分泌が落ち、それに伴って代謝も下がると言われていますが、さらに更年期の時期になると1日約50キロカロリー燃焼が少なくなることが分かっているそうです。これを補う為には週に3回ほどの筋トレが欠かせないとのこと。
筋肉をつけるのに年齢は関係ないとも言われています。
血糖値とダイエットは切っても切れない関係ですが、筋肉にも直接影響があることを知りました。
なんでも、体内の血糖値が下がると、グルコースと呼ばれる物質を確保するため、筋肉を含む体内の組織が破壊され、これが筋肉量の低下に繋がるそうです。これを防ぐには、血糖値を一定に保つこと。方法としては少量を何度かに分けて食べるのが良いとのことです。食事の間には100~200キロカロリーのスナックを食べるのもひとつの手だとか。
年齢に伴う身体の変化は誰にも起こることですが、できることを続けながら、上手に自分の身体をケアして、心地よく年を重ねていきたいものです。
[Fox News]
Close up image of dumbbell lying on the floor while young woman stretching on background via Shutterstock
(文/白石里美)
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