英国のキャサリン妃のつけているもの(そしてジョージ王子の着ている子供服まで)がことごとく完売する理由は、やはり世の女性たちはファッションで自分をアピールしたり存在価値を高めたいと思っているのでしょう。
デキる女性たちの「勝負スーツ」photo by Getty Images
また、王室だけでなく、例えば、ヒラリー・クリントン上院議員、アメリカ合衆国最高裁長官のエレナ・ケイガンはじめ、チャリティーなどに関わることの多い上流社会の、常に注目を集める権威ある女性たちもいます。
そんな、彼女らが女性としての華や個性をつぶすことなく、かつパワフルであることができる勝負服スーツ、いわゆる「パワー・スーツ」として選ぶのが「ニナ・マックレモーア」のスーツです。
(C)2011 Nina McLemore, LLC
全米で14の直営店舗、30店舗以上の取扱店のある、非常に人気のブランドであり、デキる女性たちに「間違いのない服」として支持されています。
すべての情熱は、女性のためマックレモーア氏は、単にオシャレというだけでなく、女性がキャリアを積んで経済的にも独立することを応援するような服作りに努めています。
ビジネススクール卒業後、自身も様々な会社で取締役として何年も活躍していた彼女。フィランソロピストでもあり、女性・子供・そして芸術・健康問題などに取り組むことを企業の理念として掲げ、年間およそ300万円の寄付を行っています。
「真剣に受け止めてもらえる印象づくり」とは(C)2011 Nina McLemore, LLC
第一線で活躍していたその経験から、彼女の貢献はただ「作った服を売る」ことにとどまりません。
女性が真剣に受け止めてもらうには、それなりの印象のアピールが必要であるとマックレモーア氏は強調します。
例えば、襟の高いジャケットを着ると顔がほっそりと見えるだけでなく、権威を持つことをアピールする役目があるのだとか。大きな会議・カクテルパーティでは「権威ある女性」として受け止められる唯一の服は、実はブレザー。幾何学模様の柄などが入ったもの、花柄服などはタブーとしています。
アクセサリーも控えめがポイント。大きくて、一風変わったブラブラしたイヤリングをすることで視線がそこに集中、自分の発言の威力が薄れるとコメントしています。
髪型はきちんとしていて、似合っていることが非常に大切。最近の子たちは伸びっぱなしの、髪型がはっきりしない、長いだけの髪の毛をそのままにしていることが多いから、まるで"ティーンエージャー"のようだわ
「Die Zeit」より引用
真剣に受け止めてもらいたいならば、それなりの振る舞い、服装をすること。
仕事の内容さえしっかりしていれば外見は関係なというのは、間違いのようです。仕事のできる「大人の女性」は外見でさえも当たり前のように、セルフ・コントロールすべきという彼女の意見。やはり身につけるものには大きな影響力があるのだと、実感しました。
ニナのコレクションは、日本からでもインターネットで購入が可能。気になった方はぜひチェックしてみてください。
(キュンメルめぐみ)
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