ただ、仕事の疲れか日頃のストレスからか寝覚めが悪かったり、嫌な夢を見て冷や汗をかいてしまったりーーそんな経験は誰にでもあるはずです。
いい夢であればその日1日の気分もいいのですが、嫌な夢はただただ疲れるばかりです。人がなぜ悪夢や後味の悪い夢を見てしまうのかその原因には、疲労やストレスだけでなく、意外なものがありました。
香辛料の効いた食べ物寝る前にものを食べると脳が活性化してしまい、悪夢の引き金になります。
中でも、研究によれば香辛料の効いた食べ物は消化が悪く体内温度を上げてしまい、睡眠を中断したり悪い夢を引き起こしたりします。
「BYRDIE」より意訳引用
香辛料と聞くとカプサイシンをイメージする人も多いと思います。新陳代謝が良くなりダイエット効果もあることや味にスパイスを与えてくれることから好んで食べる人も多いかと思われます。
でも、こと睡眠に関しては良い影響を与えてくれないようです。安眠のためにはほどほどにした方が良さそうです。
高カロリーのジャンクフード消化の悪い食べ物-ー肉や乳製品(特にチーズ)などは夢見を悪くします。また、寝る前にアイスクリームや高カロリーのジャンクフードを食べてしまうと脳波が刺激され安眠ができません。
「BYRDIE」より翻訳引用
夜遅くの食事は避けたいものの、残業などが続くとどうしてもそういうわけにはいきません。疲れやストレスを解消するために深夜についつい甘いものやジャンクフードに手が伸びてしまうことも......。
寝る前にお腹がすいたらスープなど消化が良く身体をあたためる食べ物を選ぶようにしましょう。
うつ伏せで眠ること睡眠時の体勢も夢に影響を及ぼします。中でもうつ伏せ寝は思わず赤面してしまう夢(性的なものなど)を見がちだと言われています。研究者によればこの体勢での呼吸の仕方に関係があるそうです。
「Woman's day」より翻訳引用
就寝時の体制は人それぞれかもしれませんが、眠っている時の呼吸が整っていると全身がリラックスできると言われます。そういう意味では呼吸がしやすい仰向け寝や内臓の負担がかからない横向き寝が理想の体勢かもしれません。
空腹のまま眠ることお腹がすいた低血糖の状態のままで眠ると食べ物にまつわる夢を見てしまい睡眠が浅くなるそうです。
小腹がすいて寝つけない場合はバナナやスキムミルクなどの軽食を少量摂ると、太る心配もなく安眠の助けになります。
「Woman's day」より翻訳引用
ダイエット中の時など空腹のまま寝てしまえばいい......という話をよく聞きます。
一見、健康的にみえますが、睡眠に障害をきたしその結果疲労やストレスがたまってしまうのであれば意味がありません。空腹の時は思い切って安眠に良いものを口にする方がいいのです(ただし少量です)。
忙しい私たちは十分な睡眠時間を確保することはなかなか難しいです。だからこそ、良質な睡眠をとれるよう気を配りたいものです。夢に関してはまだまだ解明されていない部分も多いですが、睡眠が夢と関わることは広く知られているところです。
規則正しい生活を送ることがもちろん大前提ですが、上記のことも頭に入れてぜひ日々の安眠に役立てたいと思います。
Young blonde woman, use your phone in while her husband sleeps in bed via Shutterstock
(奥井亜輝)
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