カフェグローブで紹介しているセレブ愛用のスムージーやスナック。その材料によく登場するのがヘンプです。
海外サイト「Shape」では、栄養コンサルタントが、ヘンプシードをフラックスシードやチアシードと比較していました。タンパク質、ミネラル、ビタミン、食物繊維、αリノレン酸を含むヘンプが栄養面で最もバランスがとれていると評価されました。
タンパク質:
植物性食品なのに、何と言ってもタンパク質が多いのが特徴です。ヘンプシード(殻なし)大さじ3杯(30g)で11グラム。これは卵約2個分に相当するんです。また、全ての必須アミノ酸を含んでいるのもスーパーフードの呼び名にふさわしいですね。特に、ベジタリアンやビーガン食の人はぜひ取り入れたいタンパク源です。
ミネラル:
特にマグネシウムが多く、ヘンプシード(殻なし)100グラムで640mg。他にも、亜鉛が11.5mg、鉄分が9.6mgと、不足しがちなミネラルもカバーしてくれます。
ビタミン:
ビタミンB1、B2、B6と、葉酸が含まれています。
ストレスの多い生活では、ビタミンBやマグネシウム、たんぱく質が消耗されます。これらの栄養素が多く含まれるヘンプは、美容のためだけではなく、ストレス対策としても、日常に取り入れたいもの。カロリーは低くはありませんが、塩分なし、糖分もわずかなので、気軽に使えます。
ナッツ風味がおいしい万能シードアメリカでは、シード、ミルク、プロテインパウダーなど、さまざまなヘンプ製品が買えるようになりました。
どれも試してみましたが、私が気に入ったのは、シードの殻を除いた「Hemp Hearts(ヘンプハーツ)」。カナダのManitoba Harvest社の製品を愛用しています。ヘンプミルクとヘンププロテインパウダーも試してみましたが、草っぽい味がちょっと苦手でした。
Courtesy of Manitoba Harvest Hemp Foods
ヘンプハーツは、スムージーやサラダに混ぜたり、クッキーやパンケーキに加えたり、おまけにそのまま食べても薄めのカシューナッツのような味でおいしいんです。私の定番は、カカオニブとヘンプハーツを加えたグルテンフリーのオートミール。フルーツも添えると、朝食でミネラルやビタミンが取れるので、サプリ摂取を控えめすることができます。
外出時に食べやすい新製品もありManitoba Harvest社では、「Hemp Heart Bites(ヘンプハーツバイツ)」という、ヘンプハーツをひと口サイズのキューブにした新製品を発売したばかり。外出時に便利なこの製品も、ぜひ試してみようと思っています。
小さいながらも栄養価が高く、いろいろな使い方ができるヘンプ。美容とストレス対策に、公私に多忙なキャリアウーマンの食生活にはぜひ取り入れたいスーパーフードの一つです。
[Shape, Manitoba Harvest, からだカルテ, Nutrition Data]
(ぬえよしこ)
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