まずは、肌がとても敏感な人へのアドバイスから。
症状:(ウール、カシミア含め)ほぼすべてのセーターをチクチク感じ、1日中気になる。痛みやかゆみも。自分でアレルギーがあると感じている人。
診察:ウールはチクチク感をよく起こします。しかしそれはアレルギーとは限りません。というのも、アレルギー反応は通常、服を着て1週間後に発症するからです。
もし、ウールを着用した日に反応が出た場合は、それは接触による皮膚炎で、赤みやかゆみ、ただれなどが起きます。
「InStyle」より翻訳引用
せっかく新調したセーターでも痒くて仕方がないとくれば、がっかりしてしまいますよね。
どんな対策をすれば、買ったセーターを無駄にせずに済むのでしょうか。
処方箋:ウールを避け、コットンやシルクを重ねる。
コットンやシルクは肌にとても優しいので、セーターの下に重ねるのをおすすめします。劇的に肌を保護しますよ。
それでも敏感に反応してしまうなら、温かさで劣りますが化学繊維(ポリエステル、レーヨン、エラステン、ビスコース、ナイロンなど)のセーターを着てみては。
それでもダメな場合は、染料や洗剤の残りなどが原因かもしれません。
「InStyle」より翻訳引用
柔らかい肌触りのセーターを、サラッと素肌にまとうのが好きという人もいるかもしれませんが、Tシャツなどを中に着るのは当然有効。型崩れや色落ちが気になるセーターですから、Tシャツを着ることで汚れも防止でき、洗濯回数を減らすこともできます。
ボディクリームを塗ってからシルクのアンダーシャツを着用すれば、肌はしっとり、静電気も防止して快適に過ごせそうです。
摩擦、汗は大敵。ゆったりしたシルエットを選ぶそして、肌の敏感レベルが普通程度の人。
症状:物によっては痒く感じるときも。
診察:カシミアは柔らかく、ウールよりかゆみを引き起こしにくいので、良い選択です。カシミアには多くの人にかゆみを起こすラノリンを含みません。
かゆみを起こす、もうひとつの要因は通気性の悪さです。タイトフィットなものは摩擦と汗を作りだし、肌を悪化させます。たとえ5分、汗をかいただけでも残り1日かゆみを感じたりします。
処方箋:カシミアなどよりやさしい素材で、ゆったりとしたシルエットのものを選びましょう。
「InStyle」より翻訳引用
誰しもがチクチクを体験したことがあるとすれば、一番多いのがこのタイプかもしれません。そんなひとにおすすめなのがリュクスな素材、カシミア。質感にこだわる大人の女性にとってはワードローブの定番ですよね。
カシミアでゆったり素材とくれば、今季のトレンド。快適さと暖かさを兼ね備えた、秋冬の頼もしい存在になりそうです。
秋冬の必需品、セーター。1日気持ち良く過ごすために、デザインだけでなく素材やシルエットにこだわって、安心な1枚を選びたいと思います。
[InStyle]
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