年々肌が変わりゆく40代女性にとって、メイクは自分を輝かせる最大の武器といえます。

しかし、人は武器を取り上げられてしまうと、弱気になるもの。

メイクをしているときは強気でいられても、すっぴんでは本領を発揮できないという人も多いようです。

そんな40代女性の心理を見抜いたような興味深いデータが。株式会社メガネトップが展開する「眼鏡市場」の「メイク・肌に関する意識調査」によると、すっぴんを一番隠したがるのは40代という結果が出たそうです。

すっぴんでは「誰にも会えない」「どこにも行けない」

全国の20~50代の女性600名(各年代150人ずつ)を対象にした今回の調査では、40代が抱えるすっぴんへの本音が浮き彫りに。全世代をとおして「誰にも会えない」「どこにも行けない」と回答したのは40代が最も多かったようです。

誰にならすっぴんで会えるかという質問では、「誰にもすっぴんを見せたくない」という声が2.7%と全世代でトップの数字に。親戚や友人ならOKという回答も他の世代と比べてもっとも少ないことがわかりました。

また、すっぴんで外出できる場所を聞いてみたところ、40代は23.3%もの人が「どこにも行けない」と回答したとのこと。自宅周辺のコンビニやスーパー、自宅の最寄り駅周辺と答えた人の割合も40代が一番少なかったそうです。

しかし、40代だけが極端にすっぴんに自信がもてないというわけではなく、自信があるという人は全体で12.6%ほどしかいないことが明らかに。20代、30代、40代、50代と世代を追うごとに自信があるという割合は低くなっており、加齢による意識の変化が垣間見える結果になりました。


すっぴんへの抵抗意識は、プライドの表れ?

注目したいのは、50代女性を上回る40代女性のすっぴんに対する抵抗意識です。

肌の衰えが顕著となる50代よりも、40代のすっぴんへの抵抗意識が高いのは、この世代独特の「生きづらさ」によるところが大きいのではないでしょうか。

40代は、若い子から厳しい目で見られることが多い世代。職場で共に働く若い女性と比べられることも少なくありません。さらに、すっぴんとメイク時のギャップも大きくなりやすく、ゴミ出しに行くだけでまわりから指摘されたり!?

このように、周囲から評価される機会が増えるために、すっぴんへの抵抗意識が強まるのかもしれません。

すっぴんを見せたくないというと虚勢を張っているように思われるかもしれませんが、わたしはプライドの表れではないかと考えます。エネルギッシュに美を追求しているからこそ、周囲に批評されるなんてまっぴら。

でもときには、せめて休日ぐらいは、ゆるい自分を許してあげてもよいかもしれせん。

[眼鏡市場 メイク・肌に関する意識調査]

image via Shutterstock

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