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FICCが運営する「COLOR Again」は、思い込みや偏見にとらわれず自分の感性から新しい発見を見つけるワークショップ。「MASHING UP SUMMIT2023」内でワークショップを実施、発起人の伊藤さん、田中さんが登壇した(詳しくはこちらの記事を)。

2023年9月に実施した賛助会員勉強会で、ともに賛助会員社であるFICCの森さんとブリヂストンの豊岳さんが再会。ブリヂストン社員が有志で進める「職場でのWell-beingプロジェクト」とCOLOR Againワークショップの親和性が見えたことを背景に、ブリヂストンでワークショップが実施される運びとなった(以下、COLOR Againの取り組み紹介記事より抜粋要約)。

ウェルビーイングは、個の感性に目を向けることから

自分が描いた絵とテーマシートを重ね合わせながら、浮かんできたエピソードを共有する様子。 画像提供/FICC

ブリヂストンでの導入例では、職場でのWell-beingに取り組む有志プロジェクトメンバーやプロジェクトがスコープとする職場のメンバーの他、社内の育成企画部署や広報部門の方が参加、相互理解を深めるワークショップを体験した。

普段考えもしない、自身と向き合うための問いや、部屋を暗くした状態で音を聴き、音からのインスピレーションを絵として描いてみるなどの体験を実施。自身の感じ方にまず目を向け、各々が感じたことをチームに分かれて共有し合った。

ワークショップを通して気づいたのは、同じ会社に勤め、類似した目的をもって仕事をしている仲間でも、同じ音楽や事象に対しても一人ひとり感じ方が違うということ。多様性が属性だけでなく、人の感じ方にも通じることを体感してもらうことで、人々がより多様な状態であることの豊かさ、それによる彩ある世界を実感してもらえた。

また、職場でのWell-beingに関連し、COLOR Againのレポート方法にもPERMAモデルを起用(※)。参加者がどのように感じ、その感じたものは個人、組織、会社、社会にとってどのような影響をもたらす可能性があるか?これらを、PERMAモデルと掛け合わせて捉えることで、今の共同体の状態や参加後の変化などを考察した。

※マーティン・セリグマンが提唱した、ウェルビーイングを高めるための5つの要素、P(Positive Emotion)、E(Engagement)、R(Relationships)、M (Meaning)、A(Achievement)。

画像提供/FICC

その結果、個の感性を大切に保ったまま、共同体から社会へと繋がる関係性を見出すことができた。

また、「日々仕事をする上で大切にしていること」に関して、事前アンケート時は、ポジティブな感情や他者との良い関係に集中していたが、事後アンケートでは、それらが強化されるだけでなく、自分をまず大切にした上での、人生の意義の自覚についてのコメントが多く見受けられた。

参加者からも、「自分にとって、自身の感性が原動力であると同時に、周りの人々もそれは同じなのだと考えると、周りの一人ひとりの感性を大切にしてあげる必要があると今まで以上に感じました」といった感想が寄せられている。

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(当記事はMASHING UP賛助会員の活動を伝えるものです。)

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