『鋼の錬金術師』という、錬金術が日常的であるダークファンタジーの主人公「エドワード・エルリック」の実の弟が「アルフォンス・エルリック」です。もう一人の主人公といっても過言ではありません。
大きくいかつい鎧姿からは一見想像もできないような高めのかわいらしい声をしています。そんなアルフォンス(以下、アルと表記)の魅力を紹介していきます!

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■ケンカ(組手)が強い

 鎧姿からは容易に想像できますが、なんといっても組手が強いです!兄のエドワード(以下、エドと表記)が一度もまともに勝ったことがないというほどに強いのです。そして大きな鎧からは考えられない軽いフットワーク。ただ、一度だけ病院の屋上でエドと組手をしたときに、干してあったシーツで視界を覆われて負けてしまったこともあります。
しかし、それ以降はきっとまた全勝していると思います!

■家族思いで動物思い

 鎧の顔の怖さからは想像もできないほど心優しいアル。エドや幼馴染のウィンリィがいつも先に怒るから自分はいつも怒る機会を逃す・・・というほど怒ることはありません。そしてなんといっても彼は生粋の猫好き!!雨にうたれている猫を自分の鎧の中に匿ってはいつもエドに怒られています。泣きながら「兄さんのひとでなしー」などと言って走っていくものだから猫は悲鳴をあげ、逆にエドに「猫かわいそう」といわれる始末。旅が落ち着いたらゆっくり猫と暮らせるといいですね!

■天然タラシ野郎

 忘れてはいけないアルの魅力。それは天然タラシなところです。
鎧の見た目は確かに怖いです。しかし、話してみると優しい声に優しい喋り方。一緒にいるエドと比較してもかなり印象はいいはずです。しかしそれだけでは終わらないのがアルフォンス君。メイ・チャンという中国からきた女の子を「会いたかったよ」の一言で一発K.O.。本人に他意はないのです。
ただアル達の錬金術とは違う錬丹術について知りたくて探していたので、本気で会いたかったのです。しかし、アルの元の姿に想いを馳せていたメイにとって、その言葉は破壊力抜群でした。恐るべき無意識。

 アルは原作コミックスとアニメ1期とで、もっとも設定などが変わるキャラクターだと思います。「10もらったら自分の1を上乗せして11にして他の人に渡す」という、等価交換を否定する法則を、きっと彼は錬丹術を学びそれを活かしてでどんどん証明してくれるでしょう!いつか彼らがそうやって、誰かを助けながら生きている様を描いてくれることを期待します!!

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

★記者:楼華(キャラペディア公式ライター)

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