Text by CINRA編集部
映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』の予告編と本ビジュアルが公開された。
高橋幸宏が加藤和彦に寄せた想いから映画化の企画が立ち上がったという同作は、加藤和彦の軌跡を追った初の音楽ドキュメンタリー映画。
予告編は加藤がリーダーを務めたサディスティック・ミカ・バンドの“タイムマシンにお願い”からスタート。クリス・トーマスや高橋幸宏、小原礼、コシノジュンコ、泉谷しげる、きたやまおさむが加藤の魅力を語る様子が映し出されている。ナレーションは、同作のために新たにレコーディングされた“あの素晴しい愛をもう一度~2024Ver.”のアレンジャーで映画にも出演している高野寛が担当。
ビジュアルは、サディスティック・ミカ・バンドによる1976年のライブアルバム『ライブ・イン・ロンドン』のジャケットにも使用された鋤田正義による写真を使用。
【相原裕美監督のコメント】
前作『音響ハウス Melody Go Round 』完成試写会の時に、高橋幸宏さんから何気無く「トノバン(加藤和彦)って、もう少し評価されても良いのじゃないかな?今だったら、僕も話すことが出来るけど」と言われたのが、加藤和彦さんに強く興味を持ったきっかけでした。それから、加藤さんの事を調べれば調べる程、革新的な事や、新しいスタイルを産み出している事等々、音楽業界にいながら加藤さんの事を本当に知らなかった、と愕然となりました。微力ながらこの映画が、加藤和彦さんの再評価につながればと思います。