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Text by CINRA編集部



押井守監督の映画『イノセンス 4Kリマスター版』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』が2月28日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで2週間限定公開される。



今年30周年を迎える『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課」の草薙素子とバトーの活躍を描いた作品。



昨年20周年を迎えた『イノセンス』は『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から3年後の2032年が舞台の続編。日本のアニメーションとして初めて『第57回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に選出され、現時点で唯一の作品となっている。



【押井守監督のコメント】
今回『イノセンス』の4Kリマスター版を公開するにあたって、20年ぶり…もしかするとスクリーンで初めて、通して観たかもしれません。とても綺麗で美しく仕上がっていて良かったです。
当時は、何年もかかって手描きやCGで仕上げた画を細かなディテールまで映像で再現できなかった。ですが今回、高解像度のデジタルスキャンをしたことで、画の精度が格段に上がったと思います。4Kの威力を確かに感じました。それで当時のことを思い出しましたが、当時は病んでたなと(笑)。『イノセンス』が完成した後、2ヶ月くらい寝込んで立てなかったんですが、この作品にはその病んでるエネルギーが入っていました。美しいものを作るためには、何かを乗り越えないといけない。改めて観て、この作品から情念というのか退廃的な魅力を感じました。
皆さんにもぜひ劇場でご覧いただきたいです。



押井守『イノセンス』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』4Kリマスター版が2週間限定公開

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