Text by CINRA編集部
映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』が10月24日から新宿ピカデリーほか全国で公開。ティザーポスタービジュアル、特報が到着した。
原案は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(後に現在の学校法人文京学院に発展)した島田依史子の著作『信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語』。祖父を亡くした祖母を気遣い同居を始めた「夢に迷う孫」と、同じ学び舎で学ぶことになった「夢を見つけた祖母」が紡ぐ人生のふとした喜びを描く。
豆原一成(JO1)と市毛良枝がダブル主演を務め、豆原は祖母との日々のなかで夢を見つけていく、コーヒーにだけはこだわりがある大学生の孫・拓磨役、44年ぶりの映画主演となる市毛は若い頃の夢だった「学び」を楽しんで世界を広げていく祖母・文子役を演じる。
監督は中井貴一主演映画『大河への道』などの中西健二。脚本は『サイレントラブ』のまなべゆきこが手がけた。
ティザーポスタービジュアルは「一歩踏み出してみると、人生って意外と楽しい」というコピーとともに、拓磨と文子がコーヒーを飲むシーンを切り取ったもの。
特報には同じ大学で学ぶことになった文子が「若いころの夢を叶えに来ました」と話す場面や、富士山が好きだった亡き祖父が遺した「謎の数式」、2人がコーヒーを楽しむ様子が映し出されている。
【豆原一成(JO1)のコメント】
やっと皆さんに情報解禁することができて本当に嬉しいです。
自分の中ですごい挑戦で、色々なことを考えながら、そして悩みながら作り上げた作品になりました。名だたる役者の皆さんや、素晴らしい監督と一緒にできたことが本当に嬉しかったですし、自分にとってすごく成長できたと思います。この作品を通して、誰かを思うことや学ぶことの楽しさを感じてもらえると嬉しいです。
楽しみに待っていてください。
【市毛良枝のコメント】
幸せってなに?私は幸せなの?きっと誰もが考え、悩んだことがあるのではないでしょうか。
当たり前の日常に幸せを感じていた文子さん。突然夫を亡くしうつろになってしまいます。でも夫の遺したものから彼女は一歩踏み出し、新たな世界を見つけていきます。それは亡き夫の思いを探る旅でもありました。
我々世代がこれからを考えるとき、避けては通れない老後の生活。新しい体験をする文子さんに叱咤激励されつつ、暑い中での撮影を終えました。
彼女の走り出した先に見えたのは、私も目指していきたい、信じ続けていきたい未来でした。挑戦を怖がらない。人はいくつになっても変われる。そして学びは楽しい。
【ストーリー】
祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。