磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎『僕達はまだその星の校則を知らな...の画像はこちら >>



Text by CINRA編集部



月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』のキービジュアル、本編映像を使用した60秒PR映像が公開された。



7月14日22:00からカンテレ・フジテレビ系で放送される同作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治が少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。



磯村勇斗が白鳥健治役、堀田真由が元・男子校の教師で健治にとって良き理解者となる幸田珠々役、稲垣吾郎が2人が勤務する私立高校の理事長・尾碕美佐雄役を演じる。脚本を連続テレビ小説『あさが来た』、大河ドラマ『青天を衝け』などの大森美香が担当。



キービジュアルに加え、ドラマ本編のオープニング映像を手がけたのは清川あさみ。オファーを受けた際の感想を「最初にお話をいただいたとき、“見えないルールの中で生きようとする人々”が、とても今の時代的で、すごくひきつけられる魅力的なテーマと感じました。タイトルの『僕達はまだその星の校則を知らない』という言葉にも強くひかれて、『星』と『校則』が結びつくことで生まれる違和感と詩的な響きが、まるで異星に降り立ったような感覚になり、現実と幻想、ルールと自由のあいだで揺れるような、そんな世界を視覚化したいと思いました」と語る。



また清川は磯村勇斗について「内側に深い感受性を秘めている方。静けさの中に爆発的なエネルギーを感じて、今回の“心で物事を感じとる”主人公像にとてもリンクして、ピッタリ」、堀田真由について「いつも柔らかい透明感がありながらもどこか芯の強さを感じる素晴らしい女優さんです。彼女が演じることで、この物語に“信じること”の温度が宿ったように思います」、稲垣吾郎について「ご本人も常に現実と幻想の間を自在に行き来できるような存在感。役柄にも近い、少し超越したような雰囲気があり、この物語のもう一つの軸になりそうで楽しみです」とコメント。



キービジュアルを制作するうえで、特にこだわった点や「仕掛け」については「オープニング映像やキービジュアルでは、“見えないものを視覚化する”ことに挑戦しています。例えばキービジュアルでは、夜空に糸やビーズを写真に重ね、まるで感情や記憶、希望がにじみ出るようなきらめく質感を加えました。また、空には『見えないルールの糸』が張り巡らされています。

これに気づくかどうかは観る人次第ですが、そこに“自由と不自由”というこの作品の根底にあるテーマを込めました」と明かす。



最後に「このキービジュアルの星空に込めたのは、“規則の怖さ”と、それでも生まれてくる“希望”です。人は知らず知らずのうちに“見えない校則”に縛られ、それに適応しようとする。でも、その中で本当に守るべきもの、自分の心にしか聞こえないルールに気づけたとき、初めて人は“自分の星”で生きていけるのかもしれません。そんなメッセージが、映像やビジュアルのどこかに滲んでくれたらうれしいです」と語った。

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