Text by CINRA編集部
2027年NHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』の新たな出演者が発表された。
大河ドラマ第66作となる『逆賊の幕臣』は、激動の幕末史に歴史の「敗者」の目線=「裏側」から迫るもの。
今回は小栗を支えた家族とメンターたちを演じるキャストを紹介。
小栗忠順の父・小栗忠高役:北村有起哉
江戸幕府の「文政の三傑」と称えられ、外交や経済にたけた敏腕旗本・中川忠英の四男として生まれる。家督を継がない身ゆえ、中川家と付き合いのあった小栗家の婿養子となった。小栗家は、徳川家の中でも古参の家臣として「又一」の名を代々継承する旗本の名家。その誉れを絶やさぬよう、忠高は温厚かつ実直に当主の務めを果たす。跡取りの忠順には、儒学者の安積艮斎に学ばせ、「型から外れるな」と教育する。しかしその心の内には、中川の父より受け継いだある思いを秘めていた……。
小栗忠順の母・くに役:鈴木京香
小栗家十一代当主・忠高の妻であり、忠順の母。
小栗忠順の妻・みち役:上白石萌音
播磨国林田藩の八代藩主、建部政醇の娘として江戸に生まれ育つ。珍しい物や道具を好む父の影響か、その形や寸法、由緒などを記録し、家計の帳簿をみずから好んでつけ、量距尺と呼ばれる物差しを持ち歩く、今で言うオタク。親同士の取り決めで小栗家に嫁ぐが、同じく記録魔で道具好きの忠順とすっかり意気投合。人の顔色が読めず、感情表現の苦手な夫のよき相談役となっていく。気位の高い義母・くににも物おじせず、さっぱりした性格だが、なかなか子供には恵まれず、妻としてひそかに思い悩む。
小栗忠順の上司・井伊直弼役:岡部たかし
彦根藩十一代藩主、井伊直中の十四男として誕生。跡継ぎの〈予備〉として生きる自身の屋敷を「埋木舎」と名付け、禅、和歌や国学、居合に兵学、茶の湯など文武諸芸を磨いた。
小栗忠順の恩師・安積艮斎役:中村雅俊
陸奥国郡山にある安積国造神社の三男として生まれるが、若くして江戸に学び、儒学者として私塾を構える。縁あって小栗忠高と交流を深め、息子の忠順も艮斎に学んだ。ペリー来航より5年も前、西洋列強による侵略の危険性を説いた「洋外紀略」を著し、その先見性に惹かれて吉田松陰など若き知識人が塾に殺到。やがて幕府の昌平坂学問所の教授に抜擢され、当代随一の学者となる。ペリー来航時には、漢文で書かれたアメリカの国書翻訳も担当。気さくで柔和な人柄だが、過去にある古傷を抱えている。
【制作統括・勝田夏子のコメント】
今回、主演の松坂桃李さん、そしてライバル・勝海舟役の大沢たかおさんに続き、すばらしい実力派キャストの皆さんを発表できることを大変うれしく思っております。
一見穏やかながら裏に秘密を抱える父・忠高役の北村有起哉さん。変幻自在の演技力で、その二面性を鮮やかに表現してくださるはずです。誇り高き武家の母・くにを演じるのは鈴木京香さん。明るさとたくましさの中にある繊細な母心や、凛とした覚悟を演じきってくださることでしょう。ちょっとオタクな妻・みちは上白石萌音さん。柔らかさと芯の強さ、知性と品格を兼ね備えたその魅力は、まさにハマり役。義母のくにとのシスターフッドもお楽しみに。さらに、幕府で小栗を引き上げる井伊直弼には岡部たかしさん。連続テレビ小説「ばけばけ」とは打って変わったシビアかつシリアスなお芝居で、じっくり魅せて頂きます。そして小栗の儒学の師・安積艮斎に中村雅俊さん、実に24年ぶりの大河ドラマご出演です。人のいい人格者と思いきや、意外な過去に苦しむ知の巨人の貫禄と揺らぎが見どころです。
名手・安達奈緒子さんの脚本は、それぞれのキャラクターの多彩な顔に迫っていきます。
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