映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(9月29日公開)の完成披露試写会が24日に都内で行われ、主演を務める安藤サクラ山田涼介宇崎竜童生瀬勝久、吉原光夫、天童よしみ、サリngROCK、原田眞人監督が登場した。

同作は黒川博行氏による小説『勁草』の実写化作。
特殊詐欺に加担するネリ(安藤)と弟・ジョー(山田)はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出すだけだったはずの2人に様々な巨悪が迫る。
○■生瀬勝久、“ほぼ初対面”安藤サクラの奇声に驚愕「カオスだった」

安藤らキャスト陣が、客席の間に敷かれたレッドカーペットを歩きながら登場すると、集まった観客から大きな歓声が上がる。主人公のネリを演じ、山田の姉役となった安藤は「今日1日ずっと山ちゃんと作品についての取材にお答えしていて、インタビューを受ければ受けるほど、なんて素敵な現場だったんだろうとすごく噛みしめています」としみじみ。「大勢の皆様と共に今日迎えられることはすごく嬉しいなあと心から感じております。原田監督、素敵な作品に出会わせていただきまして、本当にありがとうございます」と感謝を伝えていた。


安藤はさらに、自身が演じたネリの印象を「主人公であるけど印象の薄い人。だけど、観終わったあとに彼女の存在が残るようなものにできたらいいなと思いながら現場に入りました」と話し、「すごく緻密に描かれているこの世界の役柄と自分の要素を、原田監督がすごく軽やかにつなげてくださる演出をしてくださった」と明かした。

また、姉弟役を演じた山田との共演については「最初に山田くんとご一緒できると聞いて、しかもこの作品でバディ役ということがすごく楽しみでした」とコメント。「きっと自分も知らない自分のお芝居に出会えるんじゃないかなという期待を持って挑みました」と語った。

今作で原田監督作品に初参加の生瀬は、ほぼ初対面の安藤に驚かされたそう。「(台本の)読み合わせのときに監督から非常に厳しい言葉をかまされて、“えらいところに来たな”と思っていたら、休憩時間に安藤さんが『うわぁぁぁ~』と奇声を発したんですよ。
そのときに“あ、終わった”と思いました。カオスだったんですよ」とエピソードを披露し、笑いを誘った。