いろいろな飲食店の「デカ盛り」に挑戦していく企画。今回は、「あぺたいと 高島平本店」の「両面焼きそば」(ビッグ)をいただきます。


都内を中心にチェーン展開している人気の焼きそば店「あぺたいと」。大分県日田市のご当地グルメ「日田焼きそば」からインスピレーションを受けたという「両面焼きそば」は、自家製麺をパリパリになるまで焼くことで生まれる食感が特徴なのだそうです。

加えて気になるのが、その量。最大の「ビッグ」はなんと2.5玉分の焼きそばを楽しめるのだそうで、ネットの口コミをあれこれ見ていると、この「ビッグ」に挑戦している人がけっこういるんですよね~。これは一度は食べねばなるまい…。

ということで板橋区は高島平にある「あぺたいと 高島平本店」にやってきました。
うおお、遠くからでも視認できる巨大な焼きそばポスターが目立ちますね。はじめて来た人でも、店が見つからないということはなさそう。

○入店ーッ!

お店に入ってみると…店内は演歌が流れていて、40代の筆者にはとても懐かしい雰囲気です。カウンターメインですが、テーブル席もあるようですね。私が訪れたのは休日の13時半ごろだったのですが、地元のおじさまたちでけっこうワイワイ賑わっていました。人気店感がある。


○キタ~っ!!

「両面焼きそば」(ビッグ)が運ばれてきました! ええー! 横から見ると「高い」ぞ…! 7~8センチはあるんじゃないでしょうか。

焼きそばって、水分を含んでいることが多いので、普通は「ペタン」としてるじゃないですか。両面焼きそば(ビッグ)はその固さにより高さが生まれていて、ちょっとした「レンガブロック」を連想させます。そんな佇まいを焼きそばに感じたのは、生まれてはじめてかもしれません。

恐るおそる鼻を近づけると、ふんわりソースの香りがただよいます。こりゃあ食欲をそそりますねえ~。


ちなみに「ビッグ」のお値段は1400円ですが、プラス50円で「生玉子」をトッピングできます。焼きそば1450円は注文に勇気が必要な価格ですが、この物量を見ると納得できる気がするな。

食べてみますと…あっ、パリパリした食感が香ばしい! 味は、懐かしのソース風味です。具材はモヤシとニラ、豚バラ肉とシンプルですが、お肉がぶ厚めなのがうれしいですね。全てがパリパリしているのではなくて、しっとりモチモチしている部分もあってコントラストが楽しめます。これ好きだわ…。


けっこうな量があるので、途中いろいろ味変したくなります。生玉子はすぐに“麺の海”に飲み込まれて消失してしまうので、無料で使える「揚げガーリック」や「青のり」「ごま」「七味」を活用するとよさそうです。揚げガーリックはパンチもあるしおすすめ。

食べる前は、「これって物理的に人体に格納できるのか?」と心配だったのですが、食べてみると意外とするすると行けて食べきってしまいました。人体すごい…。しょっぱみのあるソースがぐいぐい食欲を引っ張ってくれる印象です。


鉄板の香りとともに楽しむカリカリ焼きそばって、なかなか家では味わえないですし、特別感があっていいですね。容器代を払えば持ち帰りもできるみたいですし、他にも馬喰町や戸田、上北沢なんかにも店舗があるようなので、近所に行く機会があったら寄ってみようと思います。

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増田 ますだ ネットニュースのライター・編集者。上手すぎるイラストで日々感じたことやできごとをインスタグラムで漫画にしています。 この著者の記事一覧はこちら