黒柳徹子、反応が戻ってくるYouTubeにハマる「面白い! 毎日楽しんでいます」

タレントの黒柳徹子が3日、都内で書籍『続 窓ぎわのトットちゃん』(発売中 講談社刊 1,650円)の発売記念会見を行った。

黒柳徹子が子ども時代に出会った小林宗作先生とトモエ学園での思い出を描きベストセラーとなった1981年3月刊行の『窓ぎわのトットちゃん』。現在までの累計発行部数は日本国内で800万部、全世界で2500万部を突破し、日本だけでなく世界中の人々から愛され続けている。それから42年の歳月を経て、続編をリリース。トットが青森に疎開してから音楽学校を卒業してNHKの専属女優になり、ニューヨークに留学するまでの日々が綴られている。

42年ぶりの続編を執筆した黒柳は「戦争のことは嫌だなと思い、今回のロシアとウクライナのことがあったのが大きなきっかけだったかもしれません。子どもにとって一番嫌なのは自由じゃないこと。逃げまとった戦争を思い出すだけでも嫌ですが、そんなことを考えて続編を書こうと思いました」と続編執筆までの経緯を説明し、「(続編に)42年も掛かったのかと思いになるかもしれませんが、ぼんやりしてたら42年が経ってしまいました」と笑いを誘う場面も。

「続編で書くことないしな、と思っていましたが、やっぱり一番大きいのはウクライナの問題。前回にも戦争のことを書きましたが、もう少し書こうと思い、今回もそれとなく読んでわかるようにこの中に込めております。一番書きたかったのはそのことですね」と改めて戦争の悲惨さを若い世代に伝えたかったといい、「一番ビックリしたのは自分で続編を読んで、私はなんて変わらない人間なんだと(笑)。学校に行けば退学になった問題児の私が、これを書いていくうちに何も変わってないと分かりました。変わってなくても芸能界で70年も仕事が出来ましたから、自分を納得させるところがありましたね」と話した。

黒柳は7年前にInstagram、2年前にYou Tubeで「徹子の気まぐれTV」をスタートさせるなどSNSや新たなメディアを積極的に活用している。「インスタもYou Tubeもやっていますが、始める時に周りが教えてくれました。テレビは映しっ放しですが、You Tubeは戻ってきます。私がご飯を食べているところをアップすると『大食いですね』とか。そういうのが面白いですね。楽しんで毎日を過ごしています」とリアルな反応が分かるInstagramやYouTubeにハマっている様子だった。