舞台『NOISES OFF』のフォトコールが16日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われ、藤井流星羽野晶紀平祐奈、伊礼彼方、小南満佑子、福本伸一、葛山信吾、紅ゆずる山路和弘が取材に応じた。

同作はイギリスの劇作家マイケル・フレインによって書かれ、1982年にマイケル・ブレイクモアの演出により、ロンドンで初演。
1992年にはピーター・ボグダノヴィッチ監督により映画化され、その後もウエストエンド、ブロードウェイはもちろん、世界各地で繰り返し上演されてきたシチュエーションコメディだ。
○■舞台『NOISES OFF』のフォトコールに登場した藤井流星

すでに大阪公演を終えており、観客も「予想以上にリアクションしてくださった」という藤井。伊礼が「流星のここしだい」と腕を叩くと、藤井は「あんまりハードルをあげないでほしい」と苦笑する。羽野が「流星がものすごい汗かいて、どんだけ痩せるんやって感じで」と明かすと、藤井は「リアルに、WEST.のライブの2~3倍汗かいてます」と認め、羽野は「休憩の間に、衣装からぼたぼた汗が出てるの乾かしてもらってるくらい」と説明した。

藤井はさらに「サーキットトレーニングくらいの感じ。痩せましたね」としみじみ。
「めちゃくちゃ痩せて、稽古中に4kgくらい落ちたんですよ。そこからやばいと思って、ごはんを食べまくって、大盛りを頼んだりとか」と振り返り、伊礼は「プロテインを飲むようになったよね。階段の上り下りがスクワットやってるようなもん」と語る。一方、伊礼は「(演出上)ずっと客席にいるので、お客様の反応を感じながらやれる幸せがあります。もう大阪すごいですよ、流星のファン。瞬きひとつ全部とらえようとするから、ちょっとでもにこっとすると『はあ~』、変顔すると『わっはっはっは!』」と表し、藤井も「反応が、舞台というよりライブくらいある。
ありがたいことにすごく反応してくださる」と感謝。羽野が「でも、わかんないよ東京のお客様は」とつっこんでいた。

大阪ではロッキングチェアが折れたり、紅が伊礼のウィッグをもぎ取ってしまったりとハプニングも多かったそう。自身と同じ名前の俳優や演出家を演じるという構成に「自分と重なる部分は?」という質問も。藤井は「恋愛系ですか?」と尋ね返すも、「恋愛はないです。安心してください!」と語る。


また、今回演出を務める森新太郎氏が、WEST.のメンバーである小瀧望主演の舞台『エレファント・マン』も手がけていたため、小瀧からのアドバイスがあったかという質問も。藤井は「すごく勉強になるよという話は言ってましたね。お会いしたことはなかったので、写真を見て絶対怖いと構えていったんですけど、笑顔が見れてよかったです」と安心した様子。初対面の時も顔がこわばってしまったという藤井について、伊礼が「実際、どうなんですか!?」と、客席の森氏に語りかけると、生声で「期待通り!」という言葉が返ってくる。最後には藤井が「ハードルあげたくないですけど爆笑を取るつもりで、一丸となってドタバタ劇を走り切りたいなと思います」と意気込んだ。

すでに大阪公演を終え、東京公演はEX THEATER ROPPONGIにて11月16日~29日、福岡公演はキャナルシティ劇場にて12月4日~10日。