日本テレビ系で中継される『★SPPORO新春スポーツスペシャル 第100回箱根駅伝』(24年1月2日・3日7:00~)で、毎年紹介しているコーナー「箱根駅伝今昔物語」が書籍化された。『箱根駅伝「今昔物語」100年をつなぐ言葉のたすき』(日本テレビ編、文藝春秋刊)が、12日に発売される。


「箱根駅伝はその歴史も同時に放送しなければ意味がない」という初代プロデューサーの想いを引き継いで、かつての選手や監督、家族、旅館の女将までさまざまな方々を取材したVTRをレース中に挿入する同コーナー。放送回数は優に150を超え、箱根駅伝への想いを熱く、時には静かに、そして、涙ながらに語ってもらった貴重な「言葉」の数々は、日本テレビ箱根駅伝中継班にとって貴重な財産となっている。

そこで、第100回大会を機に、「今昔物語」で紹介した心に響くエピソードが一冊の書籍に。箱根駅伝中継の舞台裏も盛り込まれている。

合間のコラムでは、監督がかける「魔法の言葉」や「戦略」を独自の視点で解説、さらに「箱根駅伝生中継、始まりの日」や現役の箱根駅伝中継アナウンサーが語り尽くす座談会も掲載。入社以来、長年中継に関わってきたアナウンサー5人(平川健太郎、蛯原哲、森圭介徳島えりか、杉野真実)の座談会は、足繁く取材に通うからこそ見せてくれる監督の素顔、バイクで間近に感じる選手の息遣いや足音、コロナ禍で開催された大会のスタート地点の静けさなど、中継アナウンサーでなければ語ることのできない話が満載だ。


瀬古利彦氏は「すごい本が出た! 先人たちの血と汗と涙の結晶。この物語があるから今があるのだ。読めば読むほど駅伝が好きになる。やっぱり箱根駅伝は永遠に不滅です!」とコメントしている。

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