俳優の戸次重幸が5日、東京・明治座にて行われた日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』の初日前会見に出席した。

『西遊記』は、孫悟空を中心に、三蔵法師一行が天竺を目指す、涙あり、笑いあり、人間ドラマありの物語。
大阪、福岡、名古屋にて上演、札幌では映像上映会も行われ、1月6日より東京明治座にて東京公演が開幕する。

会見には、主人公・孫悟空役の片岡愛之助、三蔵法師役の小池徹平、猪八戒役の戸次重幸、沙悟浄役の加藤和樹、玉竜役の村井良大、牛魔王役の松平健、牛魔王の妻・鉄扇公主役の中山美穂、2人の息子・紅孩児役の藤岡真威人、演出の堤幸彦氏が出席した。

愛之助は能登半島地震に言及し、「私たちにできることはお芝居です。精一杯お芝居をいつも以上に頑張って、皆様に元気になっていただく。私たちはそれしかできないので、全力で務めさせていただきたいと思います」とコメント。

戸次も「我々はお芝居しかできることがないので、お客様の笑顔のために日々邁進していかなければならないという思いで気を引き締めている所存です」と述べ、「やっと折り返し、あと残り35公演。
毎日コンディションをベストに保って、毎ステージ務め上げていきたい」と力を込めた。

そして、本作の魅力について戸次は「デジタルとアナログの分量がちょうどよくて、しかもそれが融合しているというのが素晴らしい」と述べ、「例えば、孫悟空の筋斗雲は皆さん映像を使うしかないんじゃないかと思っていらっしゃると思いますが、とてつもないアナログの筋斗雲も出てきます。ドリフのコント並みの筋斗雲の表現だったり、そうじゃない映像を使った表現だったり、筋斗雲一つをとってもいろんな見せ方をしています」と紹介した。