『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Battle of Pride 2023- 【Cinema Edit】の特別先行上映会が24日に都内で行われ、高野洸阿部顕嵐安井謙太郎、鮎川太陽、荒牧慶彦、廣野凌大が登場した。

同作は人気キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化シリーズ、通称「ヒプステ」ライブ公演のオリジナル編集版。
映画館での大迫力のスクリーンと臨場感ある音響設備に合わせて、舞台映像を再編集し、舞台での感動と高揚感を再体験できる映画作品となっている。2月16日からDual 3D版・3面ライブスクリーン版で2週間限定で映画館上映される。
○■『ヒプステ』ライブ公演の特別先行上映会にリーダーが集合

集大成、キャスト卒業となったライブで印象的だったことについて聞かれると、高野は「最後の日だけリーダーズで話し合ってセッションをやったじゃないですか。1人2小節ぐらいを考えて」と明かし、廣野も「『みんなが今まで使ってた単語を教えて。それで韻を踏むから』と言って一緒に書いたね」と振り返る。鮎川は「ものの10分で。
すごいよね」と感心し、安井は「凌大くんが考えたリリックがめっちゃかっこよくて。それが来るまで、太陽くんが『俺考えられないからホテルの部屋で一緒に考えようよ』と言って2~3時間かけて作ったんだけど、凌大くんから『これどうすか? 一案で』と来たら、『これの方がいいなあ』って。すぐやめたね。没にした」と、鮎川のモノマネを交えながら再現した。

阿部は「(演出の植木)豪くんがステージに上がったこと。4年間くらい一緒に作品を作ってきたからこそ、念願も叶って、みんなで送り出してあげた」「豪くんの戸惑った顔は初めて見ました」と、俳優陣にも植木本人にもサプライズだったという演出をチョイス。
安井は「公演を重ねるごとに挨拶が長くなってった。(南部海人)の『ケケケェ』の挨拶をみんな楽しんでた。『BoP』が終わった後に、六本木の交差点で友達と待ち合わせしてたら、海人が『ケェ!』って現れたの」とエピソードも。

鮎川は「千秋楽の、一郎が捌けていく時にアニメで終わったシーン。リハーサルの時に構想は聞いてましたけど、僕たちも絵の中から出てきたことを思い出しましたし、1回区切りとして終わったというのが素敵な締めくくりだったなと思いました」、荒牧は「個人的に嬉しかった出来事があって、MCで我々はコントじみたことをしてたんですけど、『危険な弾薬庫!』というネタを出る間際に思いついてやったので、顕嵐くんに許可を取らずにやったんですよ。気にしてたらどうしようと思ったら、カーテンコールでやってくれたんですよ」と感謝する。


廣野は「ラスト稽古くらいの時、キャラになりすぎて『いけるぞ』みたいな感じのまま濃密で終わったんですよ。普段座組でちょけたりしてるんですけど、本気度が現れてた。最後の公演だからという心構えが現れている稽古だったので、それがよかったですね。どう?」と締めながら尋ねる。周囲は「真面目でびびった」とコメントに驚いていた。

生ならではのアクシデントもあったそうで、荒牧は「洸のかわいいエピソードがありますよ。
大阪公演初日、段取りを忘れました。(本来捌けないところで)捌けちゃったんだよね」と暴露。高野は「2日くらい凹みました。むずいっすね。大したことも言えないし……」と苦笑する。阿部が「『一旦終わりだあ~!』って」とその時の高野のセリフを思い出すと、廣野が「『一旦』ってことはなんかあるんだって思うもん。
(その後にアンコールがあるから)段取りをそのまま伝えるって」とツッコみ、会場も盛り上がりを見せた。

最後に高野は「『BoP』、たくさん公演して映画化されるのも光栄ですし、これからまた楽しんでいただける方がいっぱいいるといいなと思います。『ヒプステ』もどんどん続いていくので、超! 応援してます」と新キャストにエール。廣野も「ソウルを受け継いでもらって。みんなで観に行こう」と提案し、鮎川は「逆に言うと、『BoP』の時に、今の新キャストの方全員が観に来てくれたらしいんです」と明かす。話が盛り上がってしまい、締まらない空気だったが、阿部が「これで一旦終わり?」と高野の“名言”を引用し、周囲は「うまい!」と絶賛。
高野は改めて「一旦というか、終わりです」と宣言していた。